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かしこい大人のコンサバ投資(2ページ目)

日経平均の調子がいまひとつの今、これからどうしたものかと選択を迫られている投資家の方も多いのではないかと思います。そこで、今回はもう1度初心に戻るため気楽な投資の考え方を紹介します。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

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やっぱり気になる手数料

大竹さんが証券会社を選ぶポイントとしてあげたのは、やっぱり「手数料」です。前回の記事「利益を生み出すトレーダーの証券会社選び」で日本ファイナンシャルアカデミーの小泉さんは「手数料よりもツール」とおっしゃっていましたが、長期で投資することを考えた場合には、ツールの充実度にはそれほどこだわる必要はないようです。

もちろん、こだわることが悪いわけではありません。ツールを使えば便利ですし、データも重要です。なので、この辺の意見をどうとらえるかは、個人の考えによるのでしょう。

また投資信託などの商品がどのくらいあるのかなども、選ぶポイントになります。ただ、多くの証券口座を持って利用するよりは、できるだけ1つの証券会社でまとめたほうがいいと大竹さんは言います。その理由は管理のしやすさ。

どのファンドにどれだけの資金を投資しているのかなど、分散の割合を知るには1つの証券会社で一括で管理したほうが断然楽です。それに、どのファンドにどの程度の含み益が出ているかも1つの画面で確認することができるので、手間を考えると1つにまとめるのがいいと思います。

ただ、どうしも購入しておきたいと思ったファンドがあった場合には、買ってみるのもいいと思います。実際私は、欲しいファンドがあったので、口座を開いてまで購入しました。それにその証券会社でしか扱っていないような特有のファンドもあります。

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手数料が最大の魅力の「ジョインベスト証券」。もちろんその他のサービスも充実している。
例えば、ジョインベスト証券では、野村證券と一部の地方銀行でしか扱っていないような専用ファンドをネットで買うことが可能です。人気の高い「マイストーリー 分配型(年6回)」がその代表。こういった特徴をうまく利用していくと投資が楽しくなるのではないかと思います。ファンドの成長を見守る立場にいる以上、どっしりと構えていけるような環境を作ることも大切なことです。

いいファンドの条件とFXについて

資産を預ける以上、「いいファンド」を見つける必要があります。しかし、「いいファンド」って一体何でしょう?そこで、大竹さんが考える、「いいファンド」の条件を教えていただきました。

■買付手数料が安い、もしくは無料(ノーロード)
■信託報酬が安い
■分配金を無理に出さない
■運用実績が安定している
■純資産総額が大きい

この5つが、大きなポイントになりそうです。やはり長い目で見るためには、分配金にも注意をしなければなりません。やたらに分配金を出すのではなく、再投資されれば複利効果がはたらきます。次への投資を積極的に行い、複利によって増やそうとする姿勢は、個人でもファンドでも大切のようです。

さらに、FXについても意見をいただきました。FXの魅力は、なんといってもレバレッジの高さ。しかしこれまで投資をしたこともない人にとっては、このレバレッジの高さはあまり魅力とはならないばかりか、リスクの拡大につながります。「FXのことなら、彼にお任せ!」でも紹介しましたが、レバレッジは知らず知らずのうちに変動しているもの。

そういったことを知らないまま、ただ「おもしろそうだから」とか「人気だから」という理由で始めてしまうのはとても危険です。初心者であれば、レバレッジをできるだけ低くして外貨預金のような感覚で投資するのがいいのではないかと、大竹さんは言います。

夫婦仲と投資で大切なこと

最後、この部分は余談のような話になりますが、投資をすることで夫婦仲が悪くなるということも、もしかしたらあるかもしれませんね。近所の友人の話をそのまま鵜呑みにして、ご主人に内緒で奥さんが投資を始めてしまったり。もちろんその逆もあると思います。すごくいい成績が残せるのであればそれに越したことはないのですが、初心者がいきなり大きな利益を出せるほど、株式市場は甘い市場ではありません。なので、損失が出た場合、相手にどう報告するのかが問題です。

したがって、せめて投資をしていることくらいはお互いに把握しておくことが大切。売買の全部を把握する必要はないと思いますが、時々運用成績を話すというようにすれば、もしかしたら相手も投資(資産運用)に興味を持つかもしれません。そうなった場合、お互いに協力ができたりすることもあります。

でも、相手が投資自体を渋っているようであれば、家計からのお金ではなくて、あくまでお小遣いの中から投資資金を出すというように、家計を守ることも考える必要があるでしょう。最悪、相手がどうしても投資に反対であれば、あきらめるという選択肢も視野に入れるべきです。

資産運用というのは、ハッピーな生活を送るために行うことです。しかし、運用をすることで夫婦仲や家族の間に亀裂が入るようでは本末転倒。そう考えると、互いの意思を確認することが、投資の第一歩になるのかもしれません。

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