地球の成長に乗った運用を目指すファンド
セゾン投信の2つの柱の1つが「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」です。世界の成長に乗った自然体の運用を目指していて、世界30ヶ国以上の株式と世界10ヶ国以上の債券に投資します。投資対象は、全てバンガード社のインデックスファンドです。資料提供:セゾン投信 |
バンガード社というのは、1976年に個人投資家向けのインデックスファンドを世界で初めて設定した会社です。今でも米国の投資信託業界において、インデックス運用商品の半分近いシェアを占めていて、運用資産残高は投資信託業界で世界第2位の約1.4兆ドル(日本円換算で約150兆円)です。(2007年12月現在。MMFを除く長期性資産。米ファイナンシャル・リサーチ社調べ。)
セゾン投信の特徴の1つは、販売手数料が無料ということと、信託報酬が安いということです。実質的に負担する信託報酬は年に0.77%±0.02%となっています。気になる±0.02%ですが、これはセゾン投信が他の投資信託に投資するファンド・オブ・ファンズの形をとっているために投資対象ファンドの組入れ比率によって変わる部分です。
ちなみに、このファンドは2007年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞 金融サービス賞を受賞しています。この賞は日本経済新聞社が毎年1回、特に優れた新製品・新サービスを表彰するもので、2007年で26回を数えるものです。
積極的な運用を目指すならこちらのファンド
セゾン投信のもう1つのファンド、それが「セゾン資産形成の達人ファンド」です。こちらは一貫した投資哲学に基づいて運営されている本格派の長期投資ファンドだけを集めたものです。一貫した投資哲学といえば「さわかみファンド」を思い浮かべるかもしれませんね。そう、そのさわかみファンドも投資対象となっています。他には、主にアメリカの株式に投資をする「バンガード 米国オポチュニティファンド」やマザーファンドを通じて国内外の株式および国内外の債券に投資をする「TMA長期投資ファンド<適格機関投資家限定>」、マザーファンドを通じて主に新興諸国の株式に投資をする「ニッポンコムジェスト・エマージングマーケッツ・ファンドSA」などがあります。
販売手数料は無料ですが、信託報酬が年に1.3%±0.2% かかります。分配金が出た場合には、長期運用を考えて再投資されます。
上記の2つのファンドは、毎月5,000円からの積立と同時に10,000円以上1円単位でスポットでも購入することができます。つまり、ここぞというマーケットタイミングを狙って投資をすることも可能なわけです。
といっても、まずは月に5,000円から始めて、それをずっと続ける。このスタンスを保つことを考えるのが先だと思います。そしてこれが資産運用の第一歩になるのではないでしょうか。
社会人になったら株デビューしよう!(All About オンライントレード)