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案外知らない?オンライントレードの歴史(2ページ目)

今でこそ当たり前になった「オンライントレード」。でも、その歴史は案外知られていないようです。ではいつ頃から始まって、その背景には何があったか。ちょっと探ってみようと思います。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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日本におけるオンライントレード

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株式委託手数料の自由化が起きてから、一気にオンライントレードが波及した。そして今では、携帯電話でもトレードが可能になった。
では、日本ではいつごろからオンライントレードが登場したのでしょうか。

日本では1999年10月から株式委託手数料が完全自由化になりました。やはり、この自由化が、オンライントレードを登場させたと言っても過言ではないと思うのです。手数料を安くするためには何が必要かと考えたとき、やはりコストの削減ははずせません。ではコストを削減するには、どうすればいいのか。人件費を減らすことです。だから、人に変わるものとしてインターネットが使われるようになりました。結果、手数料もグンと安くすることができたのです。

その後、実に多くの証券会社でオンライントレードができるようになり、今ではほとんどの証券会社でオンライントレードが可能です。

当時は、やはりいかに手数料が安くするのかがカギとなっていて、実際に投資家たちもどれだけ安いのかという視点で証券会社を選んでいたと思います。オンライントレードができるようになってから、いわゆる「デイトレーダー」が登場し、数年で莫大な利益を得たという話も出てきました。1日に何度も売買をするデイトレーダーなので、手数料はすごく重要なポイントになるのです。だから、手数料が安い証券会社が人気を集めていたのです。

安い手数料の落とし穴

ただし、あまりにも手数料を下げてしまうと、今度はサービスの向上がはかれません。証券会社としては、手数料も重要な収入源になっているため、その流れが細くなってしまうと開発などにもお金を使えなくなるのです。そうすると、たとえば、トレードツールをもっとよくしようと思ってもできないという事態も考えられます。

なので、各証券会社がどこに重きを置いているのかという点は、すごく重要になってくると思います。とにかく手数料の安さにこだわるのか、それとも他と比べると手数料は若干高めだけどツールとかサービスに力を入れているのか。そういう視点で証券会社を選ぶのもいいかもしれません。

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