ポジションとは外貨の持ち高のこと
「ポジション」とは外貨をいくら買っているか・売っているかという状況のこと
ポジションとは、日本語で「持ち高」のこと。FX取引で新規約定したあと、その状態を保有して維持している注文のことを差します。つまり、外貨をいくら買っているか・売っているかという状況を表しています。この状態を「ポジションを持っている」「保有ポジション」といいます。
FXでは、外貨を持っていない状態でも、「外貨を売る」状態から取引をスタートすることができるので、このように外貨を保有せずに売っている状態のことも、やはり「ポジションを持っている」となります。
外貨を買っている状態のことを「買いポジション」、売っている状態のことを「売りポジション」といいます。買いのことを「ロング」、売りのことを「ショート」と呼ぶこともあり、それぞれ「ロングポジション」「ショートポジション」と表すこともあります。
FX取扱会社によっては、買い(ロング)ポジションのことを「買い建(かいだて)」「買い玉(かいぎょく)」「買い持ち」、売り(ショート)ポジションのことを「売り建」「売り玉」「売り持ち」と表すこともあります。
●外貨を買って円を売った時→買いポジション/ロングポジション
1万米ドルを買っている状態を「1万米ドルの買いポジションを持っている」といいます。この状態で、ドル高になったら売り決済をして利益を出します。
●外貨を売って円を買った時→売りポジション/ショートポジション
1万米ドルを売っている状態を「1万米ドルの売りポジションを持っている」といいます。この状態で、円高になったら買い戻し決済をして利益を出します。
さらに、「ドルロング・円ショート・ポジション」といったように、どの通貨のポジションなのかを表す言い方もあります。「ドルロング・円ショート・ポジション」とは、つまり、ドル買い・円売りのポジションということを表しているのです。
新規で売り・買いの注文をすることを「ポジションを取る」「ポジションを建てる」「ポジションメイク」などと呼びます。そして保有しているポジションを決済することを「ポジションクローズ」と呼びます。