FX・外国為替証拠金取引

徹底予測!2012年、ドル・ユーロはどう動くのか

2011年年末、ユーロ円相場では1ユーロ100円の節目を割り込み、99円台までユーロ売りが進行。その数か月前、ドル円相場でも1ドル75円台を付けるなど、2011年は未曽有の円高が進行した年となりました。2012年に入ってからは、更なるユーロ売りが進んでいます。ドル、ユーロは今後どのように動くのでしょうか?動きを予測してみました。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

  • Comment Page Icon
2011年12月30日、欧州発の金融危機への懸念からユーロが売られ、ユーロ円相場は11年ぶりに1ユーロ99円台まで、そして1月に入ってからは1ユーロ98円台までユーロ安が進行しています。金融危機に収束する目処が立たない状況に為替相場では円買いが進み、未曽有の円高が進行する状況になっています。

ユーロ安の進行は、多くの輸出企業の業績に、そして日本経済に悪影響を及ぼします。これはユーロに限ったことではなく、ドルでも同じです。そこで、2012年に、ドル円、ユーロ円相場がどのように動くのかを予測してみます。

ユーロ円は底打ちに向けて 

まずは、ユーロ円相場から予測してみましょう。ユーロ円の1999年以降のチャートを見てみましょう。

チャート

ユーロ円長期チャート。MarketSpeedより。拡大画像あり


ユーロ円相場は2011年年末に、節目である1ユーロ100円を割り込みました。過去に1ユーロ100円を割れたのは2000~2001年辺り。チャートを見てわかる通り、2001年につけた1ユーロ99円台で二番底をつけませんでした。左側2つ目にある赤色の丸印です。

2012年1月5日現在、1ユーロ98円台までユーロ売りが進行しています。最悪の場合は90円を割れて、1ユーロ88円辺りまで円高が進行する可能性があります。一番左の緑色の丸印です。

底打ちの目安 

ユーロ安が反転するためには、欧州問題の解決が欠かせないでしょう。問題の進展度合いによって、円高の進行度合いが決まることでしょう。

個人的には、2012年上期にユーロ売りは収束に向かう可能性が高いのではないかと考えています。その理由として、アメリカ経済が鍵を握ると考えていますが、詳細は次のページのドル円相場で解説します。

喉元過ぎれば……と言いますが、アメリカの景気回復によって世界の景気が回復し、欧州問題が更に悪化する可能性は小さいのではないかと考えています。

ドル円相場については、次のページで予測してみます >>>>>
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます