なかには無手数料のところも

FXのメリットは、何といっても為替手数料などのコストが非常に安いということです。

通常、外貨預金や外貨建て外債の場合、米ドル建てを例に挙げると、円を米ドルにする際にかかる為替手数料が1米ドルにつき1円。満期時などに米ドルを円にする際にも1米ドルにつき1円かかりますから、往復で2円の為替手数料が取られることになります。

もちろん、最近はそれでも競争原理が働き、為替手数料を大幅に引き下げる銀行も出てきましたが、それでもFXのローコストにはかないません。

何しろ、為替手数料については無料のところもあるくらいです。通常で往復10銭程度というところでしょうか。

また、FXの場合、為替手数料以外に「スプレッド」というコストもかかってきます。外貨の買いと売りのレート差のことですが、これを加味したとしても、米ドル/円の取引にかかる総コストは、1米ドルにつき12銭程度でしょう。

コストが安いということは、小幅な値動きでも利益が得られることになります。そのため、長期投資だけでなく、短期投資も含めて幅広い投資スタンスに対応できるというメリットが生じてくるのです。

流動性の高さで自由な取引が可能

加えて、取引が極めて自由であるというメリットもあります。FXの場合、外貨の買いだけでなく売りも可能なので、これから円高が進みそうという場合、あらかじめ外貨を売っておき、円高が進んだところで外貨を買い戻せば、その差額が利益になります。

レバレッジを利用して、自分で負えるリスクに応じたポジションが取れるのも魅力です。

レバレッジをかけなければ、FXのリスク・リターンは外貨預金や外貨建て外債などと変わりません。また、レバレッジは最高25倍まで高めることもできます。この場合、外貨預金などに比べてリスクは高まりますが、同時に、より大きなリターンが狙えます。

さらに、いつでも自分の好きな時に取引できるというのも、大きな魅力でしょう。FXは基本的に外国為替市場が開いている時間は、いつでも売買できます。

外国為替市場は24時間取引なので、日本時間の日中はいうまでもなく、夜中でも取引に参加することができます。特に外国為替市場での取引が活発になるのは、日本時間で言うと、ロンドン市場が開く16時以降、そしてニューヨーク市場が開く21時以降です。

このように、取引が活発に行われている時間帯に取引した方が、投資チャンスも増えますし、何よりも、いつでも自由に売り買いできる流動性の高さは、満期まで保有しなければならない外貨定期預金に比べても、はるかに魅力的といえるでしょう。

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