年金/国民年金の仕組み

国民年金をお得に支払う&増やす方法

自営業者の方はもちろん、会社員の方でも、退職後自分自身や配偶者の国民年金保険料を払う必要が出ることがあります。どうせ払うなら「お得に」払いたいですね。国は納付率アップのため、様々な割引制度を用意しています。この割引分で付加年金に加入して自分年金も増やすことも可能です。

和田 雅彦

執筆者:和田 雅彦

年金ガイド

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会社員も退職後、国民年金保険料を払う場合がある

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20年2月よりクレジットカードでの支払いも可能となった。ちなみに割引は現金払いと同じ
会社員の方は国民年金には加入しているものの、保険料自体は厚生年金保険料の中に含まれていることもあり、直接払っていません。しかし60歳未満で退職し、就職しない場合、60歳まで国民年金に加入し、保険料を自分で払うことになります。

また、60歳以降で退職された場合でも、配偶者の国民年金の保険料を払う必要が出てくる場合もありますし、年金額を増やすため「任意加入」をする場合もあります。

こういった方は、今まで国民年金の保険料を払う機会がなく、しかも厚生年金の保険料についても会社が給料から天引きしていたわけで、保険料支払いについての素朴な疑問、質問が出てくる人も少なくないでしょう。今回はその中でも、保険料のお得な支払い方法、保険金のお得な増やし方についてご紹介します。

国民年金保険料は納付書で支払いが原則も、口座振替制度がお得

現在の国民年金の保険料は毎月14,980円(平成24年度)です。通常はこの保険料を日本年金機構から送られてきた納付書で現金支払いしますが、金融機関の口座から振替を選択することも可能です。

どうせ保険料を払うなら、「お得」に払いたいのが人情です。国も国民年金保険料の納付率アップのために割引サービスを用意しています。

具体的には
■早割(毎月の納期限より1ヶ月早く納付する制度)
■前納割引(1年度分、半年分を前納する制度)
があります。

国も、納付書を作成したり、郵送したりする手間やコストを考えると、口座振替にしてもらった方がありがたいようで、口座振替を積極的に推し進めているようです。

そのため、早割は現金払いにはありませんし、前納割引も現金払いよりも口座振替の方が割引率が良くなっています。

>>では、こういった制度を使うとどれくらお得になるのでしょうか?
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