「いいなぁ!両親の時代は!」と思うことがありました。しかし、よく考えてみると、経済的に自立し孫娘にお小遣いまでくれる両親の収入源の柱は公的年金です。われわれが毎月支払う年金の保険料は、考え方を変えれば「親への仕送り」とも割り切ることができるようになりました。
それに比べて、次世代を担う子どもたちの時代は深刻です。
少子高齢社会がこのまま進行しますと、確実に子どもたちの世代には、しわ寄せがいきます。
社会保障費は増大していくでしょうから、高い保険料や税金を負担しながら、自分たちの将来のための資金を準備しなければならないでしょう。
私たち世代が、今できること
では、今の私たちに子世代にしてやれることはあるのでしょうか?
親の世代が私たちにしてくれたような子への経済的な支援は難しいかもしれませんが、少なくとも子に経済的な負担をかけずに「自分たちだけで経済的な自立をしていたい」ものです。
しかし、20歳代の時のように、たっぷりした時間はありません。限られた時間の中で、それを実現するのは難問です。しかし、「公的年金制度がある」という前提であれば、支給開始年齢が遅い人でも65歳からは、必要最低限の生活ベースの年金を確保することができます。一人一人が自分の保険料を滞納せずに納付していけば、年金の受給権が手に入るからです。
ただしこれは、「絵に描いた餅」にならないように、確固たる将来へのビジョンを国が提示すること、またそれを確実に実行していくことが大前提となります。私たちには、もう後戻りするだけの時間の余裕はないのですから。
いろいろ問題山積の公的年金制度です。しかし、画期的な公的年金制度の代替策がない限り、親のため、自分のため、子のために「公的年金制度」は必要不可欠です。
今回は、年金制度に対する個人的な考えをまとめてみました。皆様方が年金制度に興味を抱き、真剣に向き合っていただければ幸いです…♪
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