2002年4月30日、厚生労働省のホームページ上に簡易試算コーナーが設けられました。
郵便により試算額が通知される
これも、いいことですよね。
2004年3月からは、58歳の誕生日時点で、それまでに支払った保険料などを示す被保険者記録が社会保険庁から郵送されています。また年金額などを知りたければ同封されてくる「はがき」で連絡すれば、支給見込み額を通知するサービスも受けられるようになりました。
社会保険事務所に出向かなければ、このような支給見込み額の試算サービスは受けられませんでしたが、58歳の対象者全員が希望すれば通知してもらえるようになるのですから、今とは雲泥の差です。
段階的にですが、平成16年度中には50歳から自分の年金の試算額がわかる
どこからか、「それが、どうした?!」って声も聞こえてきそうですが、およその額でも、自分の年金歴に基づいた数字と全くの仮定の数字とは実感が違います。
実際の数字に合うようにキャッシュフローを練り直し、ライフプランの微調整を加えることも可能ですから、50歳代の生活をより充実したものにできますよね。こういった調整は、現役の早い段階からできるに越したことはないのです。
加えて電話での相談もできるようになりました。(社会保険庁年金相談参考)
また、インターネットを利用したサービスも今後導入される方向です。
いずれにせよ、見えなかった「年金お助けマン」の実力が、より人生の早い段階で把握できるのは大歓迎ですよね。
しかし一方で「情報開示がすすむということは、自己責任が徹底されていく」ことでもあります。
老後を豊かに安心して過ごすために、情報収集のアンテナを高く広く上げて、後悔しないように、時代の流れをしっかりと把握してアクティヴに行動していきたいものですね。
【2004年6月内容一部修正して更新いたしました】
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