・一定の給付水準の調整を求めていく
ことが必要という意見が多い
・世代間の公平や高齢世代内の公平
の視点にたって、公的年金に対す
る課税(公的年金等控除)を見直
すべきではないかという意見が多い
・年金受給者の生活の安定を考慮、
時間をかけて給付水準の調整 等々
?企業年金、確定拠出年金等の拡充、育成
・公私それぞれの役割を踏まえて、公的年金を土台として、
両者を組みあわせて老後の収入を確保することが適当
・公的年金の給付の調整が今後図られる場合には、企業年
金、確定拠出年金の一層の拡充、育成が必要 等々
?給付と負担の関係がわかりやすい年金制度
ポイント制の導入…現役世代や特に若い世代の
年金制度に対する理解と信頼を高めるため
【ポイント制導入の意義】
・保険料の納付に伴い年金ポイントが増加して
いくので、自らの拠出実績が確認できると
ともに、将来受給する年金権が着実に増加
することが実感できる
・標準的な年金水準に必要となる年金ポイント数からみて、
自らの年金権が現在どの程度の位置にあるか分かるの
で、老後の生活設計がしやすい
・加入者からみて、年金額の算定式が分かりやすい
ポイント制のイメージ(報酬比例年金の場合)
年金額=報酬比例年金ポイント×単価(年金現在価値)
★報酬比例年金ポイントとは…毎年のその人の賃金を
その年の被用者全体の平均賃金で割って点数化した
もの
例えば、平均的な給与で1年間保険料を納めた場合を
1ポイントとすると、標準的な労働者は、40年間の
勤務で累積40ポイントとなる
★単価(年金現在価値)…40ポイント獲得した場合に
標準的な年金額を受給できるように設定。
また、賃金等の上昇に応じて改定。