年金

損得だけじゃなく、年金改革の方向性を把握しよう。 本当にイイの?!制度は変わるよ…(3ページ目)

憲法25条の理念がある限り、所得保障を担っている公的年金制度はなくなりません。しかし制度のしくみは、変わっていきます。今の損得だけでなく、年金改革の方向を把握して後悔しないように!!

執筆者:All About 編集部

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いかがでしょう?今の損得だけで満足していると、将来「しまった!」が、あるかもしれないこと、少しは理解していただけましたでしょうか?

これからは、少子高齢化が一層進むことでしょう。

そうなると、おそらく欧米がそうであるように、消費税などの直接税の比率も高まってくるでしょうし、社会保険の保険料負担も増えていくと考えることが自然ですよね??!

おまけに、世の中の「常識」というものも、どんどん変わっていくでしょう。

例えばオーソドックスな夫婦像です。
厚生労働省の場合は、男性は40年働き、女性は結婚して家庭に入り、会社勤めすることなくずっと専業主婦…が、今のモデル年金となっている夫婦像です。

しかしこれからは、高負担に対応するために、ともに働き協力して家計を豊かにする生活を選択する夫婦も増えてくることでしょう。

そうなれば、モデル年金も変わるのが当然。
事実2004年の改正案には、従来の夫婦像ではなく、厚生年金に加入した期間を持つ妻のパターンをモデル年金にするようです。
 


また何よりも、人生の選択(シングルで生きる・離婚する・配偶者に先立たれる・年齢差の大きい人と結婚する・ディンクス・専業主婦・海外で暮らす等々)を、「年金」に縛られず、自分らしく生きるための自由な選択が可能になるように考えておくことが大切ではないでしょうか。

しっかりと年金改革の方向を把握し、将来のことも考えて、今自分にできる精一杯の努力をして、老後になって後悔しないようにしたいものですよね。

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