弁護士に相談する際に気をつけることは?
弁護士に法律相談をするにあたって、気をつけることを挙げます。■相談の予約を入れる
まず、法律相談の予約を必ず入れましょう。アポイントを取らずに法律事務所に行っても、弁護士は多忙で外出していたり、他のアポイントが入っていて、対応してもらえないことがほとんどです。
■事実関係を隠さずに話す
弁護士は本当のことを知らないと的確かつ適切な弁護活動ができません。自分に都合のよいことだけ話して、不利な事実を話さなかったりすると、後でかえって不利になってしまうこともあります。また、心情的に話したくないことであっても、そのことが事件解決の重要なポイントになることもあるので、事件に関係ある限りは話す必要があります。弁護士には依頼者の秘密を守る義務がありますので、弁護士に話したことが第三者に知られてしまうことはありません。安心して、包み隠さずありのままを話すべきです。
■あらかじめメモを用意する
相談当日に、弁護士に効率よく事実経過を説明する意味でも、メモを用意しておくのが効果的です。弁護士への説明が要領を得ないと、相談に時間がかかって相談料もかさんでしまいますし、事実経過自体がわからないと弁護士も的確なアドバイスができません。事実の要点、日時、これまでの経緯を簡潔にメモにまとめておくように心がけましょう。
■関係書類を全部見せる
契約書や診断書などの関係資料は全部弁護士に見せましょう。裁判では証拠の有無が勝負を大きく左右するので、関係資料にどのようなものがあるか、関係資料からどのような事実がうかがわれるかは非常に重要です。自分で選別してしまうと、法律的に重要な書類がもれてしまうことがあります。
弁護士の法律相談の費用はどれくらい?
法律相談料はあらかじめ確認しておきましょう。30分5000円、あるいは1万円という相談料が相場であるといえますが、弁護士によって異なります。また、実際に案件を依頼する場合には、着手金や報酬金などの費用がかかります。これらは、案件を依頼する前に事前に確認するなり、見積もってもらうことが大切です。>>弁護士を探す