文章:石津 史子(All About「年金」旧ガイド)

「年金は、ほんまに難しいですねぇ~」
マンツーマンの年金相談ならともかく、大勢が対象のセミナーだと経過措置や特例などを全部聞くことになるから、何がなんだか分からなくなってしまうものです。先日年金相談にいらした恵子さんも、気の毒な聴衆のお一人だったようです。

質問したくても難しくて聞けないわ
特例や経過措置がたくさんあって、自分の知りたいことを聞くことさえ難しい!

恵子:
2時間もお話を聞いてきたんやけど、言葉が難しいし制度が複雑だから、結局知りたいことが分からずじまいでしたわ~。

マダム:
年金の専門用語は難しいし、特例も多いですからねぇ~。
で、どんなことを知りたかったのですか?

恵子:
ほんと大勢の人だったわ。みんなの関心高いのね、年金って。
話の途中で、あたしの年金に関係ありそうかなと思った部分もあったんだけど、どういうふうに質問していいかわからないでしょ、だから、後半、眠くなって…。
でも今日は、ちゃんと分かって帰るつもりなのでよろしくお願いいたします。

それでね、保険料を払った期間を足し算して年金の加入期間をみるらしいですね。だけどあたしの場合、足し算できるような期間が見当たらへんのです。
いつかのテレビ番組で『サラリーマンの妻ならもらえますよ』というようなことを言ってたので、ずっとずっと気になっていたわけ。不思議なことを言わはるけど、そうだったら、お得やなぁっ…てね。

実は、これまで一度も年金の保険料を自分で払ったことあらへん…
でも「サラリーマンの妻」やし、本当のところどうなん?っていうのが聞きたいことなんですわ~。厚かましいみたいやけど、真剣なんですよ、これでも。

マダム:
まぁ、別に小さくなることありませんよ~。
自分で払わなくても、年金ってもらえることもあるんですから。
じゃぁ、それを判定するために、質問させてくださいね。
学校を卒業してから、どうされてましたか?働きはったのかなぁ?

恵子:
いいえ、あたし、短大を卒業してすぐに結婚したんです。
それでね、ずっと専業主婦してるんですよ。子どもは四人。
だんなは○○産業に勤めていて…

恵子さんの話をまとめてみると次のようになります。
○疑問とは…過去に一度も年金の保険料を払ったことがないけれど、本当に年金はもらえるのか?
○恵子さんは、昭和25年1月生まれ。
○短大を出てすぐ、当時23歳だったサラリーマン(現在の夫)と結婚。
○夫は現在も同じ会社で働いており、定年までそこで働く予定。