年金/年金関連情報

会社でやっている年金制度、401kって何?

公的年金の上乗せである企業年金制度。その中で、実施されて5年が経過した確定拠出年金制度について解説します。また、自営業者等が任意に加入できる個人型の確定拠出年金についても解説します。

原 佳奈子

原 佳奈子

年金入門 ガイド

年金・社会保障を軸とした将来生活設計に関する講演・執筆などを行う。また、幅広い業界で企業研修の企画・実施コンサルに携わりながら、公的年金の他、企業年金・個人年金、さらには老後を視野に入れた資産形成に関する啓蒙及び教育活動に携わる。

...続きを読む
"会社"が用意してくれる年金にもいろいろあります。

企業年金制度とは?


日本の年金制度は、すべての国民が加入する「公的年金(国民年金、厚生年金、共済年金)」が1階部分・2階部分にあり、公的年金の上乗せとして、自営業者等が任意に加入できる「国民年金基金」と「確定拠出年金(個人型)」が、企業単位で加入する「企業年金」がそれぞれあります。企業年金には、従来からある厚生年金基金、適格退職年金や、新しい制度である確定給付企業年金、確定拠出年金(企業型)などがあります。

もともと企業年金は、企業が従業員へ支払う退職金を事前に積み立てて準備するための手段として採用されてきました。したがって、掛金を負担するのは、原則として企業です。退職金としての役割もあるため、受取り方法は一時金としてもらうこともできます。
 


企業年金制度のうち、厚生年金基金、適格退職年金、確定給付企業年金は、給付額があらかじめ決められている確定給付型(「年金額が決まっているもの、いないもの」参照)の企業年金です。

反対に、支払う掛金が確定しているのが、確定拠出型(「年金額が決まっているもの、いないもの」参照)の企業年金制度である確定拠出年金(企業型)です。2001年10月に導入され、5年が経った2006年10月現在、7,000を超える企業が導入し、加入者数は200万人を超えています。そこで、今回は、この確定拠出年金(米国の内国歳入法401条(k)項に基づく制度を参考にしたため、日本版401(k)と呼ばれることもある)について、みていきましょう。

新しい企業年金、確定拠出年金を次ページで徹底解説!
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます