セカンドライフは夫婦で考えることが大切です!

老後に必要な額って、どうやって考えたらいい?


セカンドライフについて、夫婦で話し合ったことはありますか?「老後は夫婦でのんびり田舎暮らしがしたい。」「1年に1回は海外旅行がしたい」「趣味で集いたい」など、いろいろと思い描くことがあるでしょう。しかし、老後の生活設計を立てる上で、老後生活にはどのくらいのお金が必要かということを考える必要があります。今回は、老後に必要な額を夫婦単位でみていきましょう。

総務省が発表した「家計調査(平成17年)」によれば、高齢者世帯が実際に必要とする生活費は、月額約27万円となっています。また、生命保険文化センターが行った「生活保障に関する調査(平成16年)」では、ゆとりある老後を送るために必要な生活費は月額約38万円となっています。

一方、老後の生活において収入の中心となると考えられる公的年金は、会社員世帯のモデル年金(厚生労働省発表の厚生年金に40年加入している会社員の夫と国民年金に40年加入している専業主婦の妻の夫婦の年金)は、夫婦合わせて約23万円、自営業夫婦であれば、国民年金に40年加入したとしても、夫婦合わせて約13万円です。公的年金だけでは、平均的な生活費もまかなえないということです。

以上のような統計上の数字やモデルケースの金額を使いながら、老後生活の支出と収入の総額を、夫婦単位で計算してみましょう。

平均余命表って何?


夫婦にとって必要な老後資金を計算するときに、平均余命表を使った計算方法があります。夫婦の年の差を考慮して、老後の不足額を総額で計算する上では便利な方法です。平均余命表とは、ある年齢の人々が今後平均して何年間生存できるかを表にしたものです。

【平均余命表】             (平成17年簡易生命表より)
年齢(歳) 60 61 62 63 64 65
平均余命(男) 22.06 21.25 20.45 19.66 18.88 18.11
平均余命(女) 27.62 26.72 25.82 24.93 24.05 23.16

今回は、夫婦単位でこの平均余命表を使って、老後に必要な額、不足する額について、計算してみます。

なお、30代後半の夫婦の例を取り上げますので、65歳までは現役で働くことを想定し、老後の夫婦の生活としては、65歳からとして計算します。

具体的には、65歳の夫婦の平均余命を上記の表から読み取ります。同じ年の夫婦だとすれば、夫は18年、妻は23年となります。つまり、老後の生活を夫婦2人で過ごす期間(この場合18年間)と夫死亡後に妻が1人で過ごす期間(この場合5年間)に分けて考えることができます。


では、次のページから、この考え方を利用して、夫婦にとって必要な老後資金を計算してみましょう。

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