将来を予測しながら貯めていきましょう! |
どのくらい増える?
~将来の受取額を知りたい場合
元本を一時金で準備して運用する場合、将来の受取額の計算には「終価係数」、元本を積立ながら運用する場合の受取額の計算には「年金終価係数」を利用します。例えば、「100万円を年利2%の複利で運用すると、10年後の受取額はいくらになるのか」を求める場合は終価係数を、「毎年10万円を年利2%の複利で積み立てると、10年後の受取額はいくらになるのか」を求める場合は年金終価係数を使います。
期間 (年) |
運用利率 | ||
1% | 2% | 3% | |
1 | 1.0100 | 1.0200 | 1.0300 |
5 | 1.0510 | 1.1041 | 1.1593 |
10 | 1.1046 | 1.2190 | 1.3439 |
15 | 1.1610 | 1.3459 | 1.5580 |
20 | 1.2202 | 1.4859 | 1.8061 |
25 | 1.2824 | 1.6404 | 2.0938 |
30 | 1.3478 | 1.8114 | 2.4273 |
期間 (年) |
運用利率 | ||
1% | 2% | 3% | |
1 | 1.0100 | 1.0200 | 1.0300 |
5 | 5.1520 | 5.3081 | 5.4684 |
10 | 10.5668 | 11.1687 | 11.8078 |
15 | 16.2579 | 17.6393 | 19.1569 |
20 | 22.2392 | 24.7833 | 27.6765 |
25 | 28.5256 | 32.6709 | 37.5530 |
30 | 35.1327 | 41.3794 | 49.0027 |
それでは、100万円を一時金で準備して運用する場合と毎年10万円ずつ10年間積み立てて運用する場合、年利2%で10年間運用するとそれぞれいくらになるのか、係数を使って計算してみましょう。
●100万円を一時金で準備する場合
年利2%、期間10年の終価係数は表より1.2190
100万円×1.2190=1,219,000円
●10万円ずつ10年間積立で準備する場合
年利2%、期間10年の年金終価係数は表より11.1687
10万円×11.1687=1,116,870円
※実際の運用では利息から税金が差し引かれるので、受取額は上記の金額よりも少なくなります
準備する元本はいくら?
~目標額を貯めるために必要な元本を知りたい場合
目標額を貯めるために必要な元本を計算する場合、元本を一時金で準備する場合は「現価係数」、積立で準備する場合は「減債基金係数」を使います。期間 (年) |
運用利率 | ||
1% | 2% | 3% | |
1 | 0.9901 | 0.9804 | 0.9709 |
5 | 0.9515 | 0.9057 | 0.8626 |
10 | 0.9053 | 0.8203 | 0.7441 |
15 | 0.8613 | 0.7430 | 0.6419 |
20 | 0.8195 | 0.6730 | 0.5537 |
25 | 0.7798 | 0.6095 | 0.4776 |
30 | 0.7419 | 0.5521 | 0.4120 |
期間 (年) |
運用利率 | ||
1% | 2% | 3% | |
1 | 1.0000 | 1.0000 | 1.0000 |
5 | 0.1960 | 0.1922 | 0.1884 |
10 | 0.0956 | 0.0913 | 0.0872 |
15 | 0.0621 | 0.9578 | 0.0538 |
20 | 0.0454 | 0.0412 | 0.0372 |
25 | 0.0354 | 0.0312 | 0.0274 |
30 | 0.0287 | 0.0246 | 0.0210 |
「15年後に200万円を貯めたい。運用は年利3%で運用する」という条件で、一時金を15年間運用する場合の元本と15年間の積立で運用する場合の毎年の積立額を係数を使って計算してみましょう。
●15年後に200万円を一時金で準備する場合、現在必要な額
年利3%、期間15年の現価係数は表より0.6419
200万円×0.6419=1,283,800円
●15年後に200万円を積立で準備する場合の毎年の積立額
年利3%、期間15年の減債基金係数は表より0.0538
200万円×0.0538=107,600円
なお、実際の運用では、利息に対して税金が源泉徴収されるので必要な元本や積立額は多くなりますが、長期間の運用だと複利の効果が大きいことが確認できます。
残り2つの係数は次ページで