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個人年金。受給期間はどうなっているの?(3ページ目)

公的年金の不足分を補うため個人年金保険に加入する場合、年金の受取額だけでなく年金の受取期間も選択のポイントになります。今回は年金の受取期間の違いから年金を比較していきます。

原 佳奈子

執筆者:原 佳奈子

年金入門ガイド

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どの商品を選択するのか選択のポイントは?

個人年金保険の選択のポイントは?


以上のように、個人年金保険にはいろいろな受給期間の商品があります。どんな商品を選択するか、目的をしっかり決めておくことが大切です。

例えば、公的年金の不足額を準備するために個人年金保険を利用する場合を考えてみましょう。自営業者やフリーランスのように国民年金の第1号被保険者や専業主婦など第3号被保険者の場合は、公的年金が1階部分の老齢基礎年金のみです。公的年金の上乗せとして個人年金保険を利用するなら、年金の支給期間が長い確定年金や終身年金がおすすめです。

特に、第1号被保険者の場合は節税効果が高く、保険料も割安な国民年金基金に加入することができます。国民年金基金から支給される年金には終身年金、保証期間付終身年金、確定年金(10年または15年)があり、公的年金の上乗せとして利用するとよいでしょう。

厚生年金に加入する会社員の場合は、老齢基礎年金と老齢厚生年金を受給することができます。ただし、現在は60歳から支給される老齢厚生年金の支給開始年齢が徐々に引き上げられ、男性は昭和36年4月2日以降生まれ、女性は昭和41年4月2日以降生まれの人は65歳から老齢厚生年金が支給されます。もし、60歳で定年退職した後再就職をしない場合は、年金の支給開始までブランクが生じます。このブランクを個人年金保険で備えるなら、支給期間は短くても年金の支給額が高めの確定年金が向いているといえます。

また個人年金保険の場合は、契約時に決めた年金受取方法と異なる方法で受給することができる商品や、特約として医療保障等をつけることができる商品など、ニーズに合わせていろいろなものがあります。

ただし、前述のとおり、商品によっては契約時の年齢に上限がある場合もあるので、いろいろな商品から選択しようと考えている人は、早めの加入がおすすめです。

※この記事は、掲載当初協賛を受けて制作したものです。

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