マネープラン/シングル女性のためのマネープラン

「無理」と決めたのは誰?10年後の夢の描き方

2006年に向けて自分自身を見つめ直し、将来の夢、目標を考えたいという人へ。固定観念を捨てて、大きな夢を描くためのポイントをご紹介します。

執筆者:上野 やすみ

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「自分らしさを発揮して、夢をかなえていきたい」と、前向きに人生プランを考える人が増えてきました。頭の中で漠然と思い描いていることを紙に書いたり、表や図にしてみることで、思いがより明確になってくるので、これから年末に向けて、ぜひ人生プランを考える時間を持ってみましょう。

何の制約もなかったら何がしたいですか?

プランは1つだけでなくてOK。シングル女性は将来の選択肢が多いので、様々なパターンを考えておくといいでしょう。
「お金もたくさんあるし、親も友達も誰も反対しない」。そう仮定したときに、あなたがやってみたいと思うことは何ですか?どこで、誰と、どのような暮らしをしていますか?どんなオフィスで、誰と、どんな仕事をしていますか?どのような状態でいるかイメージしたことを書いてみてください。

これを考えるときに陥りがちなのは、今の環境から考えていってしまうこと。「本当は雑誌の編集の仕事をしたいけど、今の仕事は貿易事務でまったく関係ない仕事だから無理よね。別の目標にしておこう」とか、「2年後に留学したいけど、今の英語力や貯蓄では難しいから5年後の目標にしておこう」というように、本当の自分の思いとは異なる無難な目標を立ててしまいがちです。あるいは、「今の会社がいやだから、他の仕事がしたい」と現状から逃げるだけのプランになってしまうこともあります。

だから、今の自分の状況は忘れて、本当の思いに耳を傾ける。このことに集中してみてください。

なかなか浮かばないという人は、雑誌や写真集などを見てピンときたものを切り抜いておくという方法があります。言葉では表しにくい雰囲気なども写真なら表現できることも多いです。ビジュアル化することで、より鮮明に脳裏に焼きついて夢への思いが強くなる効果も期待できます。

ビジュアル化して夢を現実に

10年後の夢を「5年後」にしてみたら?

10年後に描いた夢。「それ、5年後に叶えることもできるのではありませんか?」そう自分に問いかけてみてください。自分で目標を立てるときは、無意識のうちに自分で無理なくできそうな範囲に設定しがちです。

でも、今までも「無理だと思っていたのにやってみたら意外と簡単にできた」といった経験もあるのではないでしょうか。「無理」というのは自分で作った限界です。自分が持っている可能性を信じて、少し高めの目標を掲げてみましょう。

視線を上に上げることで、視野に入る範囲も広がり、様々な情報をキャッチすることができるようになります。また、今の自分では「無理」と思えることも、1年後の成長した自分には「可能」と思えることかもしれません。

初めから無難な路線を歩むのではなく、ちょっと背伸びするくらいの方が自分の潜在能力が引き出されて成長が早くなり、夢も早く実現するというわけです。

「想像」から「意志」へ

せっかく描いた夢を、夢のまま終わらせないために「こうなりたいなぁ」という気持ちから、「こうなる!」と言い換えてみましょう。「こうなりたい」のままだと、なかなか行動に移せなかったり、ちょっと壁にぶつかると「やっぱりだめだ」とあきらめてしまったりします。

「私は10年後こうなる!」と決心したら、そのために何をしていけばいいか、どうしたら叶えられるかという方法を考えます。自分ひとりでは思いつかないことも、経験者に聞いたり、本を読んだりして情報を得ることで、道が開けてくるでしょう。

まず、あなた自身が「自分の一番の味方」になって信じて応援してあげましょう。

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