取材当日は大雪!でも、温かい場所で和みながら、仕事とお金をテーマにお話を伺いました。 |
そこで、今回は3人のシングル女性に、現在の仕事の状況や悩み、これからの夢などを聞いてみました。友達同士でも、日頃このようなテーマでじっくり話し合う機会はなかなかないと思います。皆さんも座談会に参加したつもりで、自分のキャリアを振り返ってみてください。
<座談会参加者のプロフィール>
●Aさん
32歳。静岡県在住。一人暮らし。調剤薬局勤務の薬剤師。今夏、勤務地が変わる予定。
●Bさん
25歳。東京都北区在住。一人暮らし。SEとして新卒から同じ会社に勤務。
●Cさん
33歳。東京都足立区在住。一人暮らし。何度かの転職を経て、現在求職活動中。
(取材協力:カフェ・バンダ/「OLのためのキャリア&マネー ココカラ脱出プロジェクト」発行元 ネコ・パブリッシング編集部)
薬剤師の資格を活かして活躍するAさん
ガイド:今の仕事を選んだ理由は何ですか?Aさん(薬剤師):私の場合、祖父が薬剤師だったんです。その当時確か70歳くらいだったと思いますが、資格を活かして昼間何時間でも働いていました。食いっぱぐれなくていいなぁと思って(笑)、私も薬学部を出て、卒業と同時に薬剤師の国家試験を受けて資格を取りました。
ガイド:それで今の会社に入られたんですね。どうですか、やりがいは?
Aさん:医療費削減のあおりで段々厳しくなってきていますね。調剤薬局も診療報酬とは別に調剤報酬というものがあるので、今はいいんですけど、この春から大変になると思います。そうなるとやっぱり人を減らされたりするので。
ガイド:看護師さんとか病院の中で働くということはないんですか?
Aさん:そうですね、私の場合(勤務先の選択肢として)病院勤務と、調剤薬局と、資格が無くてもなれるんですが薬剤師が半分くらいいる製薬会社のMR、あとは研究員でしょうか。ただ大手企業の研究員となると、大学院卒とかじゃないと……。すごく頭がよくないとなれないんです(笑)。
仕事のおもしろさを感じ始めているBさん
Bさん(SE):私はシステムエンジニア(SE)をやっているんですけれども、高校のときに初めてパソコンに触って、大学では情報科学課とかに行こうと思っていました。大学院もちょこっと出てるんですけど、その流れで今の会社に入りました。ガイド:やってみてどうですか?入社3年目になると、そろそろ倦怠期かな~という人もいると思うんですが。
Bさん:限られた中ではありますが、半年くらいで割といろいろなプロジェクトに携われているので、最近やっと自分なりのやり方で提案したりできるようになりました。よく3年で楽しくなる人は楽しくなるという話を聞いていたので、最近いい方向に行けたかなと思っています。
ガイド:プロジェクトごとで人やテーマがどんどん変わっていくのはいいかもしれませんね。
Bさん:そうですね。同期の中でも入社してからずっと同じプロジェクトをやっている人もいるので、ちょっとあきちゃったりする人もいますね。
ガイド:職場は女性が多いんですか?
Bさん:いえ、少ないですね。全体の1、2割です。他の会社に比べたら女性比率の高い会社なんですが。お客様も男性がほとんどですし。それでも、同世代では女性は多いんですけど、30歳を過ぎると女性はガクっと減ります。だから30歳、40歳になってもこの仕事をずっと続けられるのかなという不安は漠然とあります。
編集部:同じ職場に上の方で活躍している女性の方が少ないと、自分がこの会社でどういう風になっていくのかなとイメージするのが難しいですよね。
Bさん:難しいですね。結婚して子供がいる女性もいるんですが、大体両親のバックアップを受けて何とか続けていたりするのが現状で。
ガイド:技術があれば、例えば契約社員としておうちで仕事を請けたりできるのでは?
Bさん:私がやりたい仕事はそういうタイプじゃないのかなって。一人でできる作業もあるんですけど、やっぱり人との関わりの中で作り上げていく仕事がしたいんです。在宅も選択肢にはあるんでしょうけど、まだ未来はよくわかってないですね。