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知っておきたい!投資信託3つの手数料(3ページ目)

投資信託は運用をプロに任せているので株式投資とは異なる費用がかかります。投資信託にかかる3つの手数料を知っておきましょう。

執筆者:上野 やすみ

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比較してみよう!手数料の違い

投資信託にかかる3つの手数料のバランスによって、同じタイプの投資信託がどのような差になるか比べて見ましょう。比較したのは日本株のTOPIXに連動するインデックスファンド「三菱UFJ・TOPIX・ファンド(以下、三菱UFJ)」と「トヨタTOPIXインデックスオープン(以下、トヨタ)」です。

<2つの投資信託で手数料を比較>



まず、販売手数料は三菱UFJが0.315%、トヨタは1.575%で、トヨタのほうが高くなっています。一方、信託報酬は三菱UFJが0.6615%、トヨタが0.4935%で三菱UFJのほうが高いです。

この2つを5年間運用してみると、手数料の料率の合計は三菱UFJが3.6225%、トヨタが4.3425%で、販売手数料の高いトヨタのほうが手数料全体でも高くなります。

では、10年運用するとどうでしょう。三菱UFJが6.9300%、トヨタは6.8100%で、今度は逆転して信託報酬の高い三菱UFJの方が手数料が多くなっています。長く運用する場合には、販売手数料よりも信託報酬の影響が大きくなるのです(ただし、これは単純に率を合計したもので、実際には信託報酬や解約手数料の金額は運用成績次第で異なります)。

このように、同じTOPIXを指標とした投資信託でも、手数料によって差がでます。長く運用したいなら、販売手数料よりも信託報酬に注目したほうがいいでしょう。

最初にかかるお金には慎重でも、自動的に差し引かれるお金はつい見過ごしてしまいがちです。でも、これも自分の投資するお金の一部。事前によく比較して、納得してから投資信託を購入するようにしましょう。
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