冬のボーナスシーズンになり、街のイルミネーションも華やかになってくると、お買物や忘年会、クレジットカードのボーナス払いなどで、支出が増える時期です。でも、ボーナスがない派遣社員の場合、正社員の人とは収入の構造が異なるので家計がピンチになることもありますね。この機会に、今年の収入、支出を振り返って、お金の使い方を見直してみましょう。
収入の多い月、少ない月
派遣社員と正社員の収入の違いは「月収が一定でない」「ボーナスがない」「退職金がない」の3つがあります。リクナビ派遣の調査によると、派遣社員の平均時給は約1600円(2006年1月~7月)。時給が高い職種のベスト3は「プログラマー・SE」2135円、「運用管理・保守」1958円、「通訳・翻訳」1847円です。事務系では貿易・国際事務や英文事務、金融事務など専門分野の事務は1600円台ですが、一般事務は1525円と少し低くなっています。平均時給1600円で1日7時間、月間22日働いた場合、月収は24万6000円となりますが、ボーナスがなく、ゴールデンウィークや年末年始など連休のある月は月収が少なくなるため、年収では約240万円となります。2006年の暦で、土日祝日を除き1日~末日まで1日7時間働いた場合の月収を計算してみると、1月、12月は月収が少なく、3月、6月、8月の収入が多くなっています。派遣会社によっては10日や15日締めのところもあるので、登録している派遣会社の締め日にあわせて、自分の月収の推移を計算してみましょう。
<派遣社員の月収は、働く日数によって変動>
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