週に1度は上級サービスに触れる
たまにはちょっと贅沢に。上質なものに触れることで、自分自身の視界も広がる |
「そう考えるようになったきっかけは、『自分にとって大切なもの』『価値あるもの』の“枠(わく)”を広げたかったから。将来の夢を描いたときに、なかなか思い浮かばなくて悲しくなりました。ワクワクすることを望んでいながら、何が自分をワクワクさせてくれるのか見えなかったのです。
でも、今の自分が知っている世界はまだまだ狭い。ならば、まずはそれを広げることから始めてみようと思いました。」(T美さん)
T美さんは、友達と一緒に「週に1度、上級サービスに触れる」というプランを考えました。料理やサービスのよさで有名なフレンチレストランでディナーを食べたり、海外旅行はビジネスクラスで行ったり、エステやネイルサロンにも行ったりしたそうです。
「新しい世界を垣間見ることで、とてもいい刺激になっています。いいサービスを受けたときには、すごく気分がよかったし、『私も、こんなプロの仕事ができるようになりたい!』と自分の仕事へのモチベーションも上がりました。」(T美さん)
いいものを見る目を養うことによって、お金を出す価値があるものかどうかを判断する力も身につきます。自分にはちょっと贅沢かな、場違いかもと思うようなところでも、積極的に体験してみましょう。いい気分を味わうかもしれない反面、恥ずかしい思いをするかもしれないリスクもあります。でも、もしそんな思いをしたときには、何を改善すればそのサービスを受けるにふさわしい人になれるのかを考えることで、自分を高めることにつながっていくと思います。
時間を買うためにお金を投資する
フリーランスでプランニングの仕事をしているE子さん(35歳)は、「時間を買うためにお金を使っている」といっています。「仕事の効率を上げるために、自分でやるべき仕事と、お金を払って人に任せる仕事を区別しました。支出は増えますが、雑用に追われることなく、自分の仕事に集中できるようになり、その結果収入も増えました。そして、プライベートの時間をきちんと確保することもできるようにもなりました。」(E子さん)
人に任せることで「時間」という資産を生み出したE子さんは、その効果の大きさに気付き、仕事以外でもこの考え方を取り入れることにしたそう。その1つが家事代行サービスです。
「家事は好きなので苦にはならないのですが、その時間をスキルアップのための勉強に当てたいと思いました。日々の片付けや簡単な掃除は自分でやっていますが、週に1度ハウスクリーニングをしてもらうことで、自分では手が回らないところまでピカピカにしてもらえて気もちいい!キレイにしてもらうと汚すのがもったいないから、丁寧に使う習慣も身につきました。」(E子さん)
家事代行サービスなんて、お金持ちの人が利用するものと思っている人も多いのではないでしょうか?時間を買うためにお金を使い、それで得た時間でプライベートの時間を楽しんだり、キャリアアップのための勉強をすることで、人生が豊かになる。そう考えたら家事代行は便利なサービス。もっと気軽に利用する人が増えるかもしれませんね。
小さなことから実践していきましょう
今の生活を変えたいけど、何から始めればいいかわからないという人は、あまりおおげさに考えずに、小さなことから変えてみるようにしましょう。今までやったことのないことをしてみたり、行ったことがない場所へ行ってみたり。家から駅まで行くときに、いつもと違う道を通る、といったことでも十分だと思います。そこからまた新しい気付きを得て、次のステップが見えてきます。暮らしを豊かにするためのお金の使い方、あなたも考えてみませんか?<関連記事>
・お金に強い女のこだわりマネー術【美容編】
・マネーセンスを磨く一人暮らしの楽しみ方