マネープラン/シングル女性のためのマネープラン

女のたしなみ 自分の決算書をつくろう(2ページ目)

将来の設計を立てるうえで、自分の家計の現状を知り、これからのお金の出入りを確認しておくことが大切です。あなたは自分の人生の経営者。自分を会社に見立てて決算書を作ってみましょう。

執筆者:上野 やすみ

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バランスシートを作ってみよう

バランスシート(貸借対照表)は現時点での資産と負債を確認するものです。資産は、預貯金や株式、投資信託などのお金と、不動産など売ったらお金になるものを指します。負債は住宅ローンやキャッシングなどの借金の合計です。

資産の合計から負債の合計を引いたのがあなたの現在の「純資産」です。株式や不動産などは買ったときの価格ではなく、「いま売ったらいくらになるか」という時価で記入してください。

<バランスシートの例>

資産よりも負債が多いようだったら、家計を見直して借金を返済することを考えていかなければならないですね。借金はないという人は、資産だけを一覧にしてみましょう。

バランスシートを作成することで、「貯めたお金がいくら」というだけでなく、どこに預けているか、何で運用しているかが見えるようになります。

資産は預貯金だけという人は将来物価が上がったときにお金の価値が下がるという「インフレリスク」もあるので、これから株式などインフレに強い金融商品で運用していくことも検討したいところです。

投資をしている人は、リスクが大きすぎないか、同じような金融商品に偏っていないかといったバランスを確認してみましょう。

そして、余裕のある人は、ぜひ「無形の資産と負債」もチェックしてみてください。無形の資産とは、これまでに身につけた知識や能力、築いてきた人脈など、将来の収入につながったり、いざというときの助けになるものです。負債はこれから獲得したい知識、能力、人脈などを書き出してみましょう。

次は、家計収支を確認しながら「キャッシュフロー計算書」をつくってみましょう>>
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