守りのための貯蓄はいくら必要?
いざというときの備えは貯蓄と保険で! |
失業といっても、会社の都合であればすぐに失業保険をもらえたりしますが、転職したいなど自分の都合であれば失業保険を受取れるのは退職してから約4ヵ月後。その間の生活費は自分で用意しておかないといけないわけです。
毎月15万円で生活している人であれば60万円、20万円で生活している人であれば80万円の貯蓄を確保しておきたいところです。
次に、病気になったときの備えとしての貯蓄や保険。医療費が多くかかった場合には健康保険から高額療養費という払い戻しの制度もありますし、会社員の人であれば給料の3分の2が保障される傷病手当金もありますが、病気のときはただでさえ不安になるものです。
医療保険での備えにプラスして、30万~50万円くらいの貯蓄は準備しておきたいものです。
貯蓄はどんな目的でも使えるので、失業のときと病気のときの貯蓄は多い方の金額に合わせておけばOK。余裕をみて100万円を目標にいざというときのお金を用意しておきましょう。
もう1つ重要なのは、仕事を引退したときのお金。老後資金といわれるものですが、シングルの場合は老後の備えも一人でしていかなければならないので、これが一番心配ですね。
早く準備を始めれば、それだけ1回分の負担は少なくて済むので、今からすぐに積み立てをスタートしておきたいところです。
30歳から毎月2万円ずつ積み立てをしていくと、65歳までの35年間で840万円のお金が貯まります。これを毎年3%で複利運用しながら積み立てたとすると1495万円になります。35歳から30年間なら1176万円です。
いま、全然貯蓄がない!という人にとっても希望のもてる金額ではないでしょうか。これは貯め続けるお金で、途中で引き出してはいけません。毎月2万円の積立は死守して、自由に使うためのお金は、それ以外から捻出するようにとしていくことをおすすめします。
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