わたしの家庭に必要な保障はいくら?プロに相談してみるのも1つの手段です。 |
同じ「夫婦と子2人の家族」でも、子ども達がすでに大学生ならば、教育費がかかるのはあと少しですが、まだ幼いならば幼稚園から大学までの教育費と生活費を見積もらないといけません。年齢構成がまったく同じでも、貯蓄が多ければ保険は少なくて済むし、親の介護などの支出がありそうならば保険で備える必要もあります。
しかし、理屈ばかり書かれてもなかなかピンとこないでしょうし、途中で考えるのがイヤになってしまったりしては保険の見直しができません。そこで、あくまでも「一つの参考」ということで、どのくらいの保険金がもらえる保険に入ればよいのかを紹介しましょう。
あくまでも目安として……
■独身時代の死亡保障は、お葬式代などを考えて500万円くらい。■結婚して、専業主婦の妻を養うことになった夫は、2,000万円~2,500万円。
■子どもが生まれたら、夫の保障に、子ども一人当たり1,000万円から2,000万円を上乗せする。(子どもをゆくゆくは私立の学校に考えているならば多めに)
■子どもが独立したら1,500万円から2,000万円に減額する(結婚したての時よりも、残りの人生が短いので、少なくてすみますね。)
■退職後は、500万円から1,000万円。保険で生活費全部を保障するのではなく、年金で足りない分を保障することになります。
プロの力を活用!
たくさんのパンフレットを取り寄せ、見ているうちに混乱しちゃって見直しを断念!なんていうことになっていませんか? どこをどう比較したらよいのか分からないし、保険金がたくさんあったほうが安心のような気もするし、でも保険料をたくさん払うのは無駄にも感じるし……。そんな時は、プロの手を借りてください。ファイナンシャルプランナーに相談する時は、要望を伝えましょう。何に備えたいのか、見直しによって保障を増やしたいのか、それとも家計が苦しいので保険料を減らすことを優先したいのか、など。無料で相談に応じ、複数の保険会社の商品の中から提案してくれるサービスを行なっているところもあります。こちらのリンク集もご参考に。
とかく日本人は保険のかけすぎと言われていますが、実際の見直しの現場では、「必要な保障には足りていない」というケースも少なくありません。保険料を減らしたいなら、掛け捨ての保険にするなどして「保険料は減らすが保障はしっかり」という方法がよいと思います。掛け捨てはイヤという人も少なくありませんが、お金を捨てているわけではないんです。前のページに書いたように、「安心」を買っていると考えましょう。
後編では、医療保険(入院や通院、手術への備え)について解説します。
■マネープラン入門ガイドのメルマガ登録はこちらから。マネー+αの楽しいコラムを発信します。
■参考リンク&記事
・夫の死、あなたは生きていける?遺族年金1AllAbout マネープラン入門
・リンク集「病気・ケガに備える」AllAbout マネープラン入門