赤ちゃんが生まれて家族が増えるなど、人生の節目は生命保険の見直しのタイミング
冒頭で、人生の節目には生命保険を見直すとよいと書きましたが、それは節目によって「必要保障額」が変わるからです。必要保障額とは、万が一のときのために準備しておくべき金額のことです。それがいくらくらいかを考えて、その金額の保険金がもらえるような生命保険に入ります。

独身時代は、死亡保障よりも入院保障かも

養わなければならない家族がないなら、万が一のことが発生しても誰かに経済的に迷惑をかけるということはあまりなさそうです。お葬式代くらいの預金があれば事足りてしまうかも?! 遺族が保険金を受け取れる保険よりも、病気の時の入院費用や、その間の収入保障などが受けられる保険のほうが、むしろ必要かもしれません。

独身でも、親を養っている場合などは、死亡保障も考える必要がありますね。また、独身でも40代近くなったら、死亡した場合に備える保険ではなく、長生きした場合に備える保険「個人年金保険」(老後に年金が受け取れる保険)を考えるとよいでしょう。

結婚したら

夫婦共働きで、お互いにそれなりの収入があるなら、必要保障額はそんなに多くなくてもよいでしょう。でも、専業主婦の妻や子どもを養う立場になったら、高額の保障を考える必要がでてきます。食費、住居費などだけでなく、将来の教育費(一人当たり1,000万円以上とも言われます)にも困らないようにしておかなければなりません。

専業主婦は収入がありませんが、保険は少しは加入しておいたほうがよいと言われています。父子家庭になると外食や店屋物が多くなって生活費がかさむなど、経済的に影響を与える可能性があります。また、子どもが小さいうちは、長時間預かってもらえる保育園やベビーシッターを頼む費用などがかかるかもしれません。

子どものいる家庭には、自治体などの様々な補助金制度もありますので、なんでもかんでも保険で用意しないといけないというわけでもありません。お住まいの自治体の制度にどんなものがあるのか、知っておくとよいですね。申請が必要なものが多いので、知らないと利用できません。

住宅を買ったら

住宅ローンを組むと、一般的に団体信用生命保険という保険に加入させられます。これは、ローンを組んだ人が亡くなって返済ができなくなってしまうという危険に備える保険です。ローンを組んだ人が亡くなったら、その保険の保険金でローンが完済され、残された家族はローンの支払いに追われることなくマイホーム住み続けることができます。

つまり、団体信用生命保険で住居費の備えは出来てしまうので、普通の生命保険のほうの死亡保障は減らすことも可能です。ただ、団体信用生命保険では、病気で働けないなどの場合には保険金が出ません。(三大疾病にかかった場合にローン返済が免除されるなどの特徴をもつ住宅ローンもあります)。

子どもが社会人になったら

教育費のような大型出費はもうあまりないでしょうから、死亡保障は減らせます。夫婦2人で長生きして楽しく暮らしていくための備えとして、個人年金保険などに重点をおくとよいでしょう。

次のページでは、目安の保障金額をご紹介します。