まずは『「お金」とは何か?』を教える
子供にお金のことを教えていくには、難しく考える必要はありません。子供の身の回りにあるものや、生活の中にあるモノや出来事に置き換えて原理原則を教えていけばいいのです。
まずは『「お金」とは何か?』を教えましょう。
●3歳以下
まだ子供が幼いうちは『お金の形や数え方、呼び方』から。
●4~5歳以上
言葉が理解でき、自分で物事を考えられる年齢になったら
『お金は必要なモノと交換できるものであること』
『お金は働いた成果(仕事)として得るものであること』を教えてあげましょう。
⇒実際に家事の手伝いなどを通じて身につけさせてあげましょう。
●小学生になったら(7歳以上)
『お金の計画と管理』について学ばせましょう。
お金の計画づくりを学ばせる
「おこづかい」は単に与えられるだけのものではなく、家族の一員として家庭の仕事をやり遂げたごほうび(成果)とすることをお勧めします。「お金を管理する目的」について、賢く「つかう」ことや、賢く「やりくり」することも学ばせましょう。もちろん「貯金」することもです。この時に大切なことはきちんと計画化することです。最初は一ヶ月単位で「入ってくるお金」と「つかうお金」の内容と目的と金額、そして「残すお金」の簡単な収支表を会話しながら一緒に作ってあげましょう。
そして、一ヶ月ごとに当初の計画と実際のお金の出入りを振り返ります。予定と違っていれば、なぜ違っていたのかを子供に考えさせます。必要があれば計画を修正しながら次の月の計画づくりをしましょう。
次に年間の計画表です。年間の計画表を作ると、貯金の仕方によっては月々のおこづかいでは手に入れることができなかったモノが得られる金額を見出せることがあります。
同時に長期的な貯蓄計画の作成とその実行、それまでの我慢や貯金ができて欲しいものが得られた時の喜びや達成感を得ることができます。
自分で計画してモノを得た結果に対してほめることを忘れずに。