運動する、しない？こんなに違う将来の家計(4ページ目)

運動する、しないでこんなに違う！将来の家計

モモ子さん夫婦の保険・介護にかかった費用（Ｄ）と、アケミさん夫婦のスポーツ・保険にかかった費用（ｅ）の差額は、2,420万円になります。モモ子さん夫婦が、スポーツにかける費用（仮にモモ子さん夫婦と同じ720万円）を貯蓄に回していたとしても、1,700万円足りません。

＜保険費・保健費、医療・介護費用の累計金額＞

同じ「ホケン」でも、「保険」と「保健」は違う。 健康を維持すれば将来の医療・介護費用も少なくてすむ！

今回は少しオーバーに書きましたが、皆さんは、この２カップルのケースをご覧になって、いかが思われましたか？ 「保険と保健」という表現があります。「万が一に備える費用＝保険」とともに「健康を保つ費用＝保健」にもお金をかける必要があります。せっかくなら、２人とも元気に将来を過ごしたいですよね！

２人で楽しめるスポーツは、楽しさも２倍！

２人でスポーツをしれば、今も楽しく、将来も２人が健康で一石二鳥！

前出の兵庫県三田市「市民意識調査」（Ｈ12年実施）でも、定期的に運動をする人は、誰かと一緒に運動している割合が多い結果になっています。１人では長続きしにくいことも、パートナーと一緒なら続けられそうですね。では、２人で出来るスポーツにはどのようなものがあるでしょうか？ おおまかな費用も書いてみました。

■スポーツクラブ会員（ジム・プールなど）
レギュラー会員（土日利用可能）　10,500円／月×２＝21,000円
最近は、ヨガやマッサージが出来る施設も増えています。
■テニス
レギュラー会員（土日利用可能）　10,500円／月×２＝21,000円
■ゴルフ
土日ビジター料金15,000円／回×２＝30,000円
■ハイキング・ジョギング
２人で景色を楽しんだり、話したりしながら時間を共有。かかる費用は、スポーツウェア代、移動の交通費等。

平日忙しいとお互いゆっくり話す時間がない、というカップルでも、共通の趣味として２人が出来るスポーツを取り入れる、というのはいかがでしょうか？ 体力作りと趣味の時間を兼ねることが出来て、一石二鳥だと思います。共通の趣味で２人の会話が増え、夫婦仲が更に良くなったら、一石三鳥ですね！

一生懸命節約や投資をして将来のためにお金を貯めても、どちらかが病気で倒れてしまったり、万が一亡くなってしまったりしたら、元も子もありません。２人が元気で長く一緒に楽しめるように、今から少しずつ「体＝資本」への投資、始めませんか？

ガイド平野もこの記事を書いて、「これから何かスポーツを始めなければ！」と思いました。


【関連リンク】
・２人の将来をシミュレーション
・ヘルシー夫婦めざしてペアスポーツデビュー（All About結婚生活）
・あなたは運動不足を自覚していますか？（All About介護）
・健康管理（All About定年後のライフプラン＆マネー）

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