「一生賃貸」という選択も!
住まい方を考えると、2人がこれからどんな暮らし方をしたいか話し合うきっかけに! |
それぞれのライフステージに応じた「住まい」を考えると、全ての条件を満たす物件を探すことは、現実的には難しいかもしれません。購入と賃貸を比較すると、購入の場合は、心理的(住宅ローンというプレッシャー)と物理的(気軽に売却できない)にライフスタイルが固定化してしまう恐れがあります。
「いつかは持ち家」「持ち家は社会的信用の判断基準」「購入と賃貸、どっちがお得?」という概念を捨て、「自分たちの住まいとして、購入と賃貸のどちらが最適なのか?」という視点で選択する必要があるのではないでしょうか?
どうする?DINKSの2人の住まい
3回シリーズで、DINKSの住まいについて考えてきました。いかがでしたか?住宅についてマネープランという視点で考えると、どうしても費用に目が行きがちです。でも、ライフプラン(人生設計)という視点を加えると、DINKSの2人がそこに住み、どんな暮らしをして、どのように自分たちの将来をデザインするかということが重要になります。もしかしたら、住む場所・家によって、全く違う人生を歩むことになるかもしれません。
DINKSの住まいを考えると、「ライフスタイルに合った住まい選び」がキーワードになります。2人の意見が一致して確固たるライフスタイル観ができあがっていて、それにふさわしい住まいが見つかる(作る)ならば、それは大変素晴らしいことだと思います。まだ、ライフスタイル観がはっきりしない段階では、仮の住まいとしての賃貸も良いでしょう。
DINKSの良いところは、年代に応じてライフスタイルを自由に変化させることが可能なことです。その年代に応じた暮らし方・楽しみ方を2人で考え、それに合った住まいを選ぶというのがDINKSに合った住まい選びと言えるでしょう。
2人の間で「住まい」について話題が出ると、家計のこと、将来(子ども・仕事)のこと、趣味のことなど人生に関わるあらゆることに話が展開します。「買う、買わない」に関係なく、住まいのことを2人で話し合うことは、お互いの価値観・ライフスタイル観を再確認する良いきっかけとなるでしょう。
※シリーズ「どうする2人の住まい」
第1回「本当に今が買い時?どうする2人の住まい」
第2回「都会派vs郊外派?どうする2人の住まい」
【関連リンク】
・購入vs賃貸!?どうする2人の住まい・前編
・夫 VS 妻~住まい選びの価値観の違い!
・住宅購入の手順 the 1st process(All About住宅購入のノウハウ)
・住宅購入にかかるお金・税金(All Aboutガイドサイト)