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破産したっていいじゃない!? ライブドア社長から学ぶ破産学

調子のいいときにも破産を考えるべき?「破産」の捉え方とは? ライブドア堀江社長から学ぶ「破産」。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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ライブドア社長から学ぶ破産学
注目のライブドア堀江社長。
破産についても堀江流?

「破産を恐れるな!?」

「失敗してもゼロにしかならない。リセットができる」
「破産を恐れるな」

あるセミナーでの堀江社長の発言です。

この言葉を聞いて、みなさんはどう感じましたか?

無責任な! 簡単に破産というな! そう思われる方もいるでしょう。また、この発言をある報道では「破産すればいい」と口にしたかのように報じています。ですが、実際のところは「破産を恐れるな」と言っています。
この言葉の意味、堀江社長にどのような意図があったのかはわかりませんが、とても意味深いものがあると思います。先に進もうとするときに、破産を考えることはおかしなことなのでしょうか? 経済的に不安がなければ、もしものときのことは考えなくてもいいのでしょうか?

「復活するための手段」を知ること

「破産を恐れるな」とはどういう意味なのでしょう?
経営者は漠然と「破産」を恐れ、不安を抱えながら現状を維持しようとしがちです。そして、もしも悪い事態に陥ったときの“すべ(術)”を持ち合わせていないことも多いものです。その結果、自分の経営する会社が倒産したことを悲観し、自殺や夜逃げをしてしまうという残念なことにつながってしまうことさえありえます。

しかし、「復活するための手段」を知っていたらどうでしょう? 残念な方向に行かずにすんだかもしれません。会社を守るため、社員のため、その人の家族のためにも破産法や民事再生法(個人では個人再生法)を、もしもの時の知識として持ち合わせていることは悪いことではなく、むしろ責任者としては立派なことかもしれません。

責任ある立場だからこそ、もしもに備えておく、つまり、最悪の事態も想定し、復活するための手段を正しく知っていれば、破産も「恐れるものではない」ということでしょう。決して破産を勧めているわけではないのです。
これは企業だけではなく、個人の家計にもいえることです。行き詰まってしまった人の中には、上手くいかなかったときのことを、全く想定していない人が多いのも事実です。



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