借金の返済・債務整理/あなたにもできるカンタン返済法

借金解決Q&A Vol.1 「金利編」

お金を賢く借りる・返すために「金利」の知識は備えておきたいもの。「10年使っているけど返済が終わらない!」「こんな場合、金利の引き直しはできる?」などの気になる疑問にお答えします。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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不安や疑問を解消!シリーズ 借金解決Q&A「金利編」
あなたは金利について、疑問に思ったことありませんか?
お金を賢く借りる・返すために、「金利」の知識は備えておきたいもの。でも、そうは思ってはいても、不安心や疑問ばかりが先走ってしまい、大切な基礎部分が見えないものです。
そこで今回は、みなさんからよく聞かれる質問をピックアップしお答えします。借金問題を解決するためにも必須です。

Q 金利によって、そんなに返済の中身って変わるものなのですか?

 変わります。
例えば、50万円を金利18%で借りた場合の毎月の利息は約7,400円。同額を金利29.2%で借りていたら、毎月約12,000円の利息が掛かっていることになります。後者の場合、毎月1万円の返済では、元金はもとより利息にも足りてはいなく、永遠に終わるものではありません。返済した分の「元金」と「利息」はいくらなのかを意識してみましょう。

詳しくは「返済額15000円のうち12000円は利息!? 簡単!利息の計算方法と返済額」を!


Q 金利の上限を制限する法律が「2つ」あるようですが、どうして?

 「利息制限法」と「出資法」というもので、この2つの法律は異なる金利を上限とし併存しています。これについては、いろいろな点で指摘され、混乱や誤解を招く原因にもなっています。
こっちの法律ではここまでOK、もう一方の法律ではNOでは納得ができませんよね。「みなし弁済」という規定がポイントになります。一言では説明しきれないため、下記の記事をご覧ください。

「2つの法律が引き起こすマジック 借金は減額できるの!?」


Q 高金利業者と10年ほど取引があります。返済しているのですが、なかなか終わりません。どうしたらいいでしょうか?

 完済できない理由の1つに、返済分が「利息」に大きく取られていることがあると思います。利息制限法による金利の引き直しで、法定金利(100万円未満は18%)を超えて多く払いすぎていた利息を元金に充当し、借金を減らす手続きを検討されてはいかがでしょう。

10年ほど利用しているのであれば、債務はゼロもしくは過払い(払いすぎ)になっている可能性が強いと思います。ご自分で債務不存在確認請求訴訟や過払い金返還請求訴訟を起こす、特定調停を申し立てるなどによって対処することもできますが、トータル的なアドバイスを得るため、専門家に相談してみることをお勧めします。



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