4世帯に1世帯が“貯蓄ゼロ”

出せる?不意の出費。借金にはしない!
不意な出費。あなたは出せる?
貯蓄率は低下しています。内閣府が先日発表した国民経済計算確報によると、2004年度の家計貯蓄率は2.8%となり、終戦後(1949年)の低水準と並ぶほどの状態。

また、金融広報中央委員会の「家計の金融資産に関する世論調査」によると、貯蓄ゼロの世帯が全体の23.8%であることも判明したようです(調査開始以来、最高の割合)。まさに、4世帯に1世帯が“貯蓄ゼロ”といえる状況です。そして単身世帯においては、貯蓄ゼロは41.1%と報告されています。

お金、持っていますか?

「みなさんは、急な出費に対処できるだけの貯蓄はありますか?」
貯蓄というと大げさかもしれませんが、多額の預貯金という意味ではなく、“ちょっとした蓄え”とお考えください。また、急な出費の額にも幅がありますが、5万円以下位と想定しましょう。どうでしょう?

出費の内容や理由にもよるかと思います。浪費やわがまま、生活上さほど必要ではないものであれば、そんな余裕はないと考えることができますが、「やむにやまれず」という内容であることのほうが、現実は多いものかもしれません。

例えばですが、出張の旅費を一時立替えなければいけなくなったとか、冷蔵庫が壊れたとかだと、なんとかせざるを得ないでしょう。こういった不意な必要出費は、必ずあるものです。


借金をする“きっかけ”ってなんだろう?

蓄えが多少あれば、その場を乗り越えられますが、蓄えがまったく無い場合はどうしましょう? 良いとか悪いとか抜きに、実際に多い対処方法はクレジットカードを利用したり、審査がスピーディーな金融機関・貸金業者へ融資を申し込んでみたり、という思考が浮かびやすいのも、これもまた現実でしょう。

この現実を裏付けるために言うわけではありませんが、家計相談に来られる方々に借金をする“きっかけ”を聞いてみると、やはり些細なことが始まりであることが実感できるものです。当然、収入に見合わない支出(浪費)やギャンブルなどが原因であることもあります。しかし、そうではなく、先程の「やむにやまれず」というような内容の原因があることも多いのです。今月は友人の結婚式がある、子どもが部活を始めることになって…、怪我をして病院にしばらく通院しなければいけない、仕事で絶対必要なものが壊れちゃった…、など。

「やむを得ないときは、無理をしてでもクレジットカードなどを使ってその場を凌いでも良いのでは…」と言いたいわけではまったくなく、生活していると“不意な出費は必ず付き物”であることをしっかり理解しておくべきではないのかと思うのです。また、きれい事や建て前を言うつもりもありません。が、実際その点を甘く認識していると、お金に苦しむことになりやすいので、気をつけて欲しいとお伝えしたいのです。お金で無意味に失敗する、辛い目にあうことは避けて欲しいからです。