愛車を憎いものにしないように
自動車ローンを組む上での注意点とは?
いまや利用者も、いろいろな種類のローンがあることを認識している傾向が強くなったようにも感じます。つまり、一般的なディーラー経由でローンを組む以外にも、各金融機関が出す新しい商品にも関心があるということです。新車や中古車の購入目的だけではなく、自動車免許取得や個人間売買、修理代などの目的に対応する商品もある、ということもよく知られているようです。
それはともかく、毎月やボーナス加算返済の負担が大きくなって、お気に入りの愛車が憎いものにならないよう、自動車ローンについても購入前にしっかり検討したいものです。
自動車ローンにも借入れ条件はある
借金なのですから、借入れするには条件があります。それは次の通りです。- 20歳以上で毎月安定した収入があり、完済時70歳以下
- 他の無担保債務(カードローンやキャッシングなど)と自動車ローンを合わせた額が年収の50%以内
- その年間返済額が年収の40%以内
しかし仮に、上記の基準を超えたローンを組んだとしたら、相当厳しい生活が待っていることでしょう。場合によっては、ボーナス払いの併用で過分に返済することも必要になるはずです。要するに“車貧乏”です。
自動車ローンは金利よりも総支払額を重視
自動車ローンに限らず、ローン検討時のポイントはいくつかあります。金利もその大切な選定要素の一つなのは確か。自動車ローンは使途が自動車購入に制限されていることもあり、フリーローンなどに比べて金利は低めです。でも、それで安心してはいけません。自動車ローンの場合、金利が低ければ良いというものでもないのです。低いに越したことはありませんが、「総支払額」で考えなければ十分とはいえないでしょう。低金利に飛びつく人もいますが、結局、損をするかもしれないのです。
ディーラー系ローンvs金融機関の自動車ローン
例えば、ディーラー系ローン。多少金利は高くとも、車両本体の大きな値引きやオプションサービスがあるかもしれませんよね。アフターサポートなどにも違いがありそうです。損保(自動車保険)も安くなる場合だってあります。一方、銀行や信金などの金融機関が扱う自動車ローンの強みは、まさに金利。3~7%前後の低金利帯のローンが多いです。さらに、公共料金の引き落としや給与振込などの取引内容に応じて、金利が優遇されるケースも。期間限定キャンペーンをやっていることもあります。しかし、手続きが多少面倒であったり、別途保証料が掛かったりすることもあります。