自動車ローン・マイカーローン/自動車ローン・マイカーローン・オートローンの活用法

自動車ローンは金利さえ低ければいい!?(2ページ目)

自動車ローンを検討する際、金利を重視する人は多いでしょう。ただ、金利が低ければ良いというわけではなく、総合的に判断するのが賢い選択です。“車貧乏”にならないために見るべきポイントを解説します。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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総合的にメリットを比較して選択するのが賢明

どこで借りるのがお得? 総合的に判断を

どこで借りるのがお得? 総合的に判断を

正直のところ私は、ディーラー系ローンと金融機関の自動車ローンでは、前者に軍配があがると思います。審査面や手続きの煩わしさ、金利だけではない総合力から判断してそう感じるのです。

でも、誤解しないでください。どんな場合でも絶対にディーラー系ローンが有利! とは言えません。提示された金利での総支払額を比較し、かつ総合的にその他のメリットも比べて選択するのが賢明です。今の時代、金利による総支払額の差額はネットでも簡単に調べられます。担当者に聞いても簡単に教えてくれるでしょう。

金利のタイプには注意。変動なら短期間で

それと、少し気にしたいのが金利の種類。変動なのか固定なのかです。

現在のような金利上昇リスクがある場合は、変動金利型の選択は慎重にしたほうがいいかもしれません。もし変動金利を選択するなら、3年以下といった比較的、短期間で検討すべきです。5年以上の長期間でのローンを考えているなら、固定金利型を選択したほうが安心かもしれません。

残価設定ローンって何だ?

また、「残価設定ローン」というものも目立ってきました。車体価格から3年後、5年後の残存価格をあらかじめ差し引き、残る金額にローンを適用する方法です。それによりローン額が少なくなるため、返済も無理なく計画でき、購入しやすくなります。

しかし、不安なこともあります。3年後、5年後の残存価格は確定していませんから、キズや事故などで購入時に設定した価格と差が出ることもあるのです。その差額はもちろん自己負担。大きな事故で、廃車になんてことになると大変ですよね。通常よりも、高い買い物をすることになってしまう。

残価設定ローンを使えば、同じ予算でグレードアップした車には乗れるでしょうが、後で困ることにもなりえます。慎重に判断してください。

車を「持つ」ことにこだわらなくてもいい

車は気に入ってしまうと、何とか買えないものかと考えてしまう。試乗などするとより心惹かれてしまうものです。しかし、実際に動かすにはガソリンや保険といった維持費、消耗品(タイヤやオイル交換など)にもお金が掛かります。無理なローンは禁物です。

もし自動車を格安で乗りたいなら、カーシェアを検討しても良いでしょう。月額基本料金がかかる場合もありますが、使った分だけお金を払う自動車の使い方は、カーライフを楽しくする一助になると思います。
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