値引きとローン金利の合わせ技を目指せ!
自動車ローンも借金。うまく使いこなすことが大切。 |
総額200万円の新車を頭金無しの60回均等払い、実質年率5.8%でローンを組んだ場合と実質年率4.8%で組んだ場合の1%違いで、総支払額で5万5千円の差がでます。これが値引きされて200万円になったのだとしたら、“値引き”と“ローン金利”の合わせ技で、二重のお得、節約になりますね。
ストップ!軽率な借金!!
冒頭でも触れましたが、ローンを利用して買い物をすれば、完済されるまでは「借金」です。同時に所有者(持ち主)でもありません。身近でいう典型は、クレジットカードで買い物をしたときがそうです。所有権留保という状況であり、完済されるまでは所有者ではなく“使用者”という概念なのです。自動車も銀行・労金・JA等の金融機関から融資を受け買った場合、所有者はその本人になっていることもありますが、それ以外の大多数は所有権が留保されています。その証拠に、車検証の所有者欄を確認してみてください。マイホームだって所有者こそ本人ですが、抵当権者(お金を貸している人)が抵当権をつけており、返済ができない場合は競売等で売られてしまいます。
現在のような消費社会では、このシステムは要するに借金であることと、きちんと理解し、自分の支払える範囲でローンを組むのが鉄則となります。しかし、人間の深層心理には「いいものが欲しい」という永遠のテーマがあります。そこに振り回されず、本当に必要な時期で必要なものかを考えながら、いい買い物をされてください。それでこそ、生活は楽しめるものだと思います。
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