お金を借りる/これがキホン!お金を借りる大事な話

新社会人のお金の借り方・返し方・蓄え方

クレジットカードを持つ、キャッシングをする…。社会人になるとお金を利用する幅が増えるものです。それだけに上手に使わないと思わぬトラブルに。社会人として最低限、知っておいて欲しい基本事項をお届けします!

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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新社会人!返済もきちんとできなきゃダメ

新社会人のお金の借り方・返し方・蓄え方
新社会人、お金の使い方はきちんと計画を立てましょう。
学校を卒業して就職、晴れて社会人になるというのに、すでに借り入れやローンがあるという人も多い時代。まして奨学金、資格の取得費用、留学費用、なかには卒業旅行…という様々な理由もあるようです。
当然ですが、これからは自分でしっかり働いて返済していくことになります。だからこそ返済計画の見通しをつけて、せっかくの新社会人、お金で失敗することがないようにしていきましょう。返済もきちんとできてこそ社会人です。

返済 VS 貯金

初任給。まずは今までお世話になったお礼と、自分が社会人になった証として、親に何かプレゼントというのも良いかもしれません。そういう使い方が、個人的には初任給らしいと思います。自分で稼いでいることを自覚する大切な瞬間でもあるのですから。

その後、どのようにお給料を使っていきましょう? 低金利の今、借金やローンの利息が預貯金の利息の50~100倍以上ということは珍しくありません。銀行の普通預金金利は0.2%(税引前)。それに対し、キャッシングの利息は18%などとなっています。
つまり有り得ないことですが、お金を借りるときの金利以上に預金金利が高くなければ、貯金するよりも借金の返済をしたほうが損得勘定だけで言えばお得ということになります。

それでも貯金はしよう

だからといって、余ったお金すべてを返済にまわすというのも得策ではありません。社会人になると、実にいろいろな出費があります。冠婚葬祭、歓送迎会、季節の行事、いろいろなことで「予定外出費」が必要になります。たまには頑張ってきた自分にご褒美をしたくなるかもしれません。そういうときに困らないように、蓄えは必ず必要なのです。

借り入れがある人は「毎月1万円を借金の返済、2万円を貯蓄」ではなく、「毎月2万円を借金返済、1万円を貯蓄」など、借金返済を優先しながらもバランスよく貯蓄する計画を立てたいものです。そうすれば少しずつでも、経済的に力がついてくることを実感でき、楽しみも増えていくことでしょう。


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