お金を借りる/銀行ローンの活用法

教育費を借りるなら奨学金?教育ローン?(3ページ目)

奨学金も返済するものなの? じゃあ教育ローンとはどこが違うの? 奨学金には返済不要のものもあったはず……これらの疑問にお答えします。これから教育費負担が増える親御さん、必見です!

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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民間の教育ローンはどうなの?

民間の教育ローンは使いやすい?学校と提携している場合も

民間の教育ローンは使いやすい?学校と提携している場合も

金融機関の教育ローンについても、具体的に見てみましょう。

無担保型の場合、借入額は10万円~1000万円以内の金融機関が多く、中には3000万円までなどという金融機関もあります。また、ネット銀行の普及により、来店不要で借り入れできるところも増えています。

金利は1%後半~8%程度と幅があるので、よく検討したいところです。手続きは奨学金ほど面倒ではないようですが、借入額が高いほど団体信用生命保険の手続きが必要であったりと、借りるための準備が多くなります。

返済方法にも注意が必要です。大学と提携している教育ローンは元金据置返済可能なところが多いですが、通常の教育ローンは借りた翌月から返済開始になるため、毎月の生活費への影響が心配されます。

メリットとしては借りやすさ、デメリットとしては、金利の高さと返済が在学時から始まってしまうことです。さらに、借りすぎも心配です。

一言でいえば、民間の教育ローンは商売です。どうしても教育費が不足したときの最終手段と考えたほうがいいですね。

学費そのものを免除or猶予してもらう手も

学校によっては、「免除」「徴収の猶予」という制度をとっている学校もあります。学費を払う人(一般的には親)が死亡した、もしくは災害などで経済的に困窮している場合、入学料が全額または半額免除になることがあります。授業料においても同じように免除される場合があります。

成績や経済状況によると思いますが、自分またはお子さんが対象となるかどうか、学校に問い合わせてみましょう。おそらく審査をしないとはっきりしたことは分からないと思いますが、可能性があるなら申請したほうが得策でしょう。

奨学金も教育ローンも「借金」には変わりない

以上のように、教育費不足を補う方法はいろいろあります。申し込みの手続きの複雑さから言うと、教育ローンのほうが手軽かもしれません。しかし、金利や返済方法を見ると、やはり奨学金のほうが負担は少ないでしょう。何より、自分で借りて学校に通っているんだと自覚することにより、学生本人も勉学に身が入るかもしれません。

いずれにせよ、借金であることに変わりはありません。返済計画や今後の見通しなどを立てて、無理のない利用を心がけましょう。

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