借金の返済・債務整理/これがキホン!お金を返す大事な話

自転車操業なんかに私はならない!(2ページ目)

「私は返済で自転車操業なんかにならない!」はじめはみんなそう思って便利なクレジットカードの利用をし始めます。でも実際に失敗する人は何百万人もいます。そうならないための便利との付き合い方を考えましょう。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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キャッシングの始まりは自転車操業の始まり!?

自転車操業なんかに私はならない
キャッシングをはじめたら要注意。自分をコントロールする意思を持って!
キャッシングは便利な機能です。そもそもはクレジットカードのショッピング機能の影に隠れ、緊急的にお金が必要なとき、銀行が機能しない時間でも手数料が安く便利にお金を借りることができますよ、と謳って活用されていたシステムです。ですが、ショッピング機能の影の役割を越え、近年は「簡単に借金ができるシステム」と消費者の感覚を変化させ、悪い意味で便利に利用されていることも多々あるのです。

クレジットカードというものは、お金を貸すことが目的ではなく、高額な商品でも計画的に割賦で買えるなど、有意義な消費社会を叶えるために存在しています。ですが近年のクレジットカードは“お金がないからカードで買い物”という間違った使い方をされがちです。キャッシングを常習的に利用している人は、買い物の支払いができなくてその返済のために使っている人を良く見かけます。ですからキャッシングを始めてしまったということは、自転車操業に片足を踏み入れたと把握すべきなのです。

自転車操業からの脱出!

毎月のやりくりや節約で数ヶ月のガマンをして暮らすことで、借りたお金が返せる見込みのある方は、ぜひとも早めに頑張って取り掛かりましょう。しかし借金の返済をすると、光熱費が払えない、子どもの学費が出ないなどといった通常の生活がどうしても困難だという重度な状況の人は、きちんと返済できるように借金を整理することも視野に入れましょう。何とかまわすことができて「ウチはまだ大丈夫」と思い込んでいるご家庭も多いと思いますが、実際はペダルが回らなくなるのは時間の問題かもしれません。そうなってからでは手遅れになることが多いのです。ぜひとも自分で自分の家計を疑ってみましょう。

取立てが怖い、ブラックリストに載りたくない、周りの人に知られると嫌だ、その他いろいろな固定観念や先入観、デマが先行しているので不安を覚えるのは否めません。ですが、実生活に影響することはそう多くはないのです。そうして自転車操業から脱出するのです。

借金を増やさないための鉄板ルール

はじめは誰もが「自分が借金に困る自分」を想像することなどできません。困り果てれば、複数のカード信販会社や消費者金融に手を伸ばし、果てにヤミ金にさえ手を出してしまう人がいるのも事実です。そして、金利が高いために借金を返しても減らない状況になり、金利の奴隷といってもいいほどひたすらに金利を払い続けることになります。

支払い中心の生活は何を生みますか?何かを守れますか? 借りる、返すは自己責任。自分やお金をコントロールする力を付けること、借りたときに「やばいかも!」と気づける自分でいること。それが自転車操業に陥らない、借金を増やさないための鉄板ルールでもあるのです。将来の自分のため、家族のため、大切な人のために頑張っていきましょう。


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