ヤミ金、増殖中
インターネットでのありえないほどの好条件、要注意です。 |
これは昨年12月に改正貸金業法が施行されたことによる、消費者金融業者の淘汰や再編、貸して返済できるのかを判断する与信基準を、各社が高めているといった影響があります。つまり結果として、借りたい人がいるのに借りられない人が増えてしまい、そこに対応する“ヤミ業者”が発生している傾向が出てきているのです。
ネット環境の浸透で新手法!?
ヤミ金といえば週刊誌やスポーツ新聞、チラシ、電柱広告などでの信じられないような好条件での勧誘、もしくは自己破産や個人再生といった整理をして、官報に載った人へのダイレクトメールでの勧誘方法が一般的でした。しかし昨今、インターネット環境や携帯電話が、私たちの生活に益々浸透してきたことによる新しい手法も出てきているのです。あらゆるウェブ上のサイトを自由に見ることができる環境とは豊かなものですが、それによる弊害もあります。また情報の氾濫により、正しい情報の判断がしにくいことなどもあるでしょう。
悪徳業者の新しい手法とは、このネットを利用しているのです。具体的には、掲示板を利用して勧誘していたり、メルマガに掲載して勧誘するのです。
2ちゃんにヤミ金?
掲示板サイト大手である「2ちゃんねる」においても、そのような悪徳業者が存在している可能性があるといえます。2ちゃんねるには、「合法的に誰かがカネを貸してくれるスレ」「破産・ブラックでも借りれる消費者金融」といったスレッドが立っており、ヤミ金業者が一般人を装ってお金を貸すことを勧誘している疑いがあるのです。スレッド内のテンプレートに必要事項を記入し、自分の困窮状況や理由を公開する。そこにお金を貸してくれる人(=「神」と呼ぶらしい)を待つ。その後は直接やり取りをするようです。「良心的な貸し主は闇金とは関わりない」と注意書きもあるが不明だ。