お金を借りる/こんな時どうする?お金を借りる実例解説

A君、身に覚えのない請求に遭う

「どーせこれって架空請求だよね?」分かってはいても突然のことだし、全く身に覚えがないともいえない(汗)。違いますって連絡したいけれど、それだと相手の思うツボ。そんなときの対処法をA君から学ぼう!

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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私が借金? 身に覚えはないんだけれど…

A君、身に覚えのない請求に遭う
身に覚えのない借金の請求が突然届く? あわてず、落ち着いて対処しよう。
A君の自宅に届いた1通のハガキ
『<最終通告> あなたが利用している借入金に対して、再三なる取立てにもかかわらず返済がなされないため、当方はあなたの債権回収を請け負うことになりました。大至急ご連絡ください』

ここ最近を思い起こしても身に覚えのないことでしたが、気分の良いものではありません。そしてハガキには「万が一、身に覚えがない場合は必ず至急ご連絡ください!」とも書かれています。間違いであっては困るしスッキリしたいと思い連絡をするのか、「いや、これは架空請求では?」と迷ってしまうというのが、実際に届いたときの皆さんの多くの本音のようです。あなたならどうしますか? A君の事例に沿って賢い対処法をご紹介します。

「あれ、ちょっとあり得る??」

“全く”身に覚えのないことであれば強気で「関係なし!」と冷静に無視もできるのですが、A君は以前に数枚のローンカードからのキャッシングを利用したことがあり、「もしや??」という思いが頭をよぎり、ちょっとしたパニックになってしまいました。 

「でも待てよ? むやみに連絡しては相手の思うツボだという記事を読んだことがあるぞっ。まずは架空請求について調べてみよう!」とA君は、賢く少し立ち止まって行動しようと思ったのです。

「もしかしたら?」の心理をフルに利用する詐欺

落ち着いた行動は、結果として賢い選択でした。
架空請求とは、このような借金に関する債権回収詐欺だけではなく、使った覚えのない出会い系サイトや有料アダルトコンテンツなどの利用料を、パソコンやケータイのメールのほかに、封筒やハガキ、電話といった様々な手法を巧妙に使い、突然に連絡してきます。そこには「回収員が自宅へ行く」「勤務先を調査し、給料の差押えをする」「信用情報機関に登録する」「弁護士・法律事務所名、裁判所名や法律名が記載されている」といった不安をあおるような文言を並べ、“もしかしたら”の心理を利用してくるものだとA君は調べて知り、さらに賢くなったようです。

あわてて支払ってしまっていたら、そのお金は取り戻せないと思っていたほうがいいということも知り、あわてるべきではないと冷静にさらに対処や対応を探りました。

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