本当に怖いのは「連帯保証人」
連帯保証人=保証人?実は、まったくの別物! |
しかし、「連帯保証人」には特段認められた権利はなく、債務者本人と全く同様の責任を負います。つまり、保証人という立場でありながら、請求を受ければ債務者本人に代わって借金を返済しなければならないのです。そのうえ、債務者が自己破産をして返済義務を免れたとしても、連帯保証人の支払い義務はなくなりません。最悪の場合、あなた自身にも債務整理が必要になるかもしれないのです。
金融機関が「保証人」ではなく「連帯保証人」を要求する理由、お分かりいただけたでしょうか。貸し手にとっては、リスクを最小限に抑えられる大変ありがた~い制度なのです。
危険には近づかないのが一番!
借金の全てを肩代わりする連帯保証人…。実に自己破産経験者の10人に1人が、連帯保証人になったことを原因に挙げています。「連帯保証人になる」ということは、これから先の人生において予測しきれない大きなリスクを背負うことです。トラブルから身を守るために私たちにできること、それは「連帯保証人にならない」これに尽きます。ですから、たとえ相手が恩人であったとしても、安易に連帯保証人になるべきではありません。
全てを理解した上でそれでも引き受けなければならないのでしたら、「いざというとき、その人に代わって払う覚悟」をしてください。「代わりに払うつもりはない」「自分に債務を保証する能力がない」と思うであれば、きっぱりと断るべきなのです。
ハンコを押したその瞬間から、その借金は「連帯保証人」であるあなたの借金でもあることを、どうかお忘れなく。
【関連リンク】
- 日本特有の「連帯保証人」どうにかならない?
- 借金や保証人を頼まれたら、どうします? お金の貸し方・上手な断り
- これを知らなきゃ破綻する! 保証人になるとはどういうこと?
- 「保証人になって欲しい」と頼まれたら? 連帯保証人について知っておこう
- href="http://allabout.co.jp/finance/loan/closeup/CU20050828A/">エッ、私はまだ保証人!? 根保証って何? 保証人はいつまで保証人?