そこで見つけた職業がファイナンシャル・プランナーでした。ファイナンシャル・プランナーというのは金融も保険も不動産も税金もある程度の知識がないとできない仕事です。金融と生命保険の知識が少しだけあった私は、無謀にもある大手損害保険会社の支社にいきなり飛び込んで、「代理店にして下さい」とお願いしました。後で支社の方が「飛び込みで代理店になりたいという女性はめったにいない」と笑ってはなして下さいました。
でもその時の面接で、自分の考えていることや集客方法を話すことで、異例の代理店採用ということになりました。今でもよくそんな度胸があったなと自分でも思います。
損害保険の代理店資格をとった私は次にファイナンシャル・プランナーとしてまったく知識のなかった不動産の知識をつけたいと考えました。
そして不動産会社の社長さんに「ファイナンシャル・プランナーになりたいこと」「1回で宅建の試験に合格すること」を条件に不動産会社に就職することになりました。
その会社で私はいろんなことを勉強させてもらいました。社長さん」と約束した宅建の資格も運良く合格ができ、不動産の知識もつけることができました。今でもこの不動産会社の社長さんには感謝しています。
そして現在私は、その不動産会社で当時上司だった方の会社と独立系のファイナンシャル・プランナーの会社に勤務しています。
少しずつ知識をつけること、少しだけ勇気をだすことで、まったく違う人生が見えることもあるのです。資格は電車のキップのようなものです。キップは持っているだけではいけません。キップを使って将来自分がなりたいもの、自分が求めているものを見つけに行きましょう。
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