「画質がよい」ってどこを確認すればわかる?
「画質がよい」といっても、画質の良し悪しは個人の主観ですから、なかなか共有の難しい要素です。そこで、一般的にどのような映像を画質がよいといっているのか、その判断基準のようなものをまとめてみました。- すっきりとした空の青さ。きれいに澄み渡った青い空。その青さがしっかりと再現されていますか? ビデオで撮ると透明感がなくなったりします。
- 白とびしていない。白い部分は光の量が多く、「白とび」といって階調のない白い状態になることがあります。白とびせず、細かな階調が再現されているかどうかを確認しましょう。
- 自然な色を再現。淡い色など再現が難しい色は、見た目と同じ自然な色で再現されていますか? 見た目と違った色で再現される「色とび」などがないか確認しましょう。
- きめ細やかさ。ハイビジョン映像の特徴は、葉や小枝など細かいものでも忠実にディテールを再現できるところにあります。たとえば髪の毛1本1本が再現されていますか?
- 影の部分の潰れ。影の部分は、どうしても潰れてしまいがちです。その影の部分が潰れず、細かい部分もきちんと再現されているかどうかを確認しましょう。
店頭でチェックするときのポイント
これらの要素を店頭で確認するのは難しいかも知れません。というのも、通常、ショップでのデモンストレーションでは録画した映像ではなく、画像処理された映像をダイレクトにモニターやテレビに出力しているからです。できればメモリー等に店内の風景でもよいので録画させてもらい、ハイビジョンテレビで確認させてもらうとよいでしょう。 ショップによっては嫌がられるかも知れませんが、高い買い物をするのですから、その程度のチェックは要求してもよいと考えます。また、そうした要求にショップが対応してくれるかどうかも、ショップ選びの1つの判断基準といえるでしょう。
なお、ここでの判断用の解説が絶対というわけではありません。いってみれば、この解説も筆者の主観によってまとめたものです。ですので、見てきれいと感じられる映像はどのようなものなのか、それをを判断する一つの参考例として考えてください。