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最強の「へそくり3分法」で貯める(2ページ目)

せっせとへそくり・・・しているだけでは、お金は殖えません。わたしの「へそくり」をどう貯めるのがベストなのか、資産3分法をもとに「へそくり3分法」を考えてみました。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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へそくり3分法

資産を殖やすには3分法といって、資産を3つに分ける方法があります。へそくりも同じように、3つに分けると目減りせずに殖やせます。

■お家でへそくる
お家でへそくるお金は、20万円まで!というルールを作ります。なぜ20万円かといいますと、泥棒が入った時に「500円玉貯金箱」を盗まれたとしたら、家財保険で保障されるのは、20万円というところが多いからです(家財に入っていなければ、保証はされません)。20万円以上もしも定期預金に預けたら、たった0.5%の金利でも税引後800円の利息がつきます。もう1枚500円玉が貯金出来ますね。

■確実に殖やす
元本保証は時差で考えます。個人向け国債や貯蓄性のある保険、定期預金は満期まで基本的に下ろせません。いつ下ろしてもいいお金と、3年後まで寝かせるお金、10年後というように、満期をずらしてお金を預けないと、へそくりが全部10年後まで使えない!という事になりかねません。また、証券会社のMMFは元本保証ではありませんが、それに近い商品で都銀の普通預金金利0.2%に対し、野村証券0.539%なので、口座を持っている人は、上手に利用するといいですね。例えば、次のように分けて預けます。

・1~2年/普通預金、ネットバンク普通預金、証券会社のMMF
・2~5年/定期預金、仕組み定期預金、証券会社のMMF
・5~10年/定期預金、仕組み定期預金、国債、
・10年以上/国債、養老保険、個人年金、生命保険、学資保険

■運用で殖やす
「確実に殖やす」でしっかりへそくりを貯めながら、余剰金は更に大きくなってもらいましょう。ここでは、お家の他のお金との兼ね合いを見る必要があります。結婚しても独身時代と同じように、夫婦別々にお財布を管理していると、同じようなリスク性の商品を買っていたり、せっかく原資があるのにお金が増えない商品ばかりに預けていたりします。

へそくりはないものとして考えますが、マネープランの中では「あるもの」として考えてください。本当は「運用で殖やす」へそくりだけはナイショにしないで、お互いお財布を見せあえるのがベストです。なぜなら、日本の株だけでなく、アメリカの株、ヨーロッパの株、アジアの株、世界の債券に分散投資出来ると、確実にリスクは分散されるからです。

それを、例えば過去24年間のうち7年間だけ分散投資したとすると、どんな運が悪い7年に投資したとしても収益はプラスになります。1~10年の分散投資の平均リターンは7%~8.8%。すでにお家の他のお金が、将来のために分散投資出来ている人は、自分のへそくりを株の個別銘柄やFXで殖やすという方法も取れます。

いかがでしたか?基本はコツコツ。そして、確実に。最後は長期で分散投資すれば、山内一豊の妻のように、きっとあなたのへそくりは将来役に立ってくれます。具体的なアドバイスを聞きたい!という人は是非FPなどの専門家に相談してみて下さい。

参考リンク「へそくり」ばれたら税金がかかる!
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