隠れ支出が家計を圧迫している!「特別費用」とは?
毎月の収支はトントン。家計簿をつけているけど、どこが悪いのか分からない、という人は食費や水道光熱費ほど、気にしていないある支出が原因です。さて、その支出とは……?費目に無い特別な支出とは?
家計簿をつける時にはまず、「食費」「水道光熱費」「おこづかい」という費目を作ります。最初は費目が多すぎると大変なので、費目を少なくするのが、家計簿を長続きさせる秘訣です。ところが、費目が少ないと毎月の支出を無理矢理どこかに当てはめるか、当てはまらないものは「その他」で処理をすることになります。この、どこかに当てはめていたり、「その他」の中に入っている支出で、月によっては食費よりも大きな支出になるものがあります。
何だかわかりますか?
毎月4万円台(30代の平均食費)よりも、時に大きくなる支出。それは「特別費」です。
特別費用の予算を取らないと赤字に!
特別費とは、どんなものでしょう。例えば、我が家のある月の特別費は……
■パソコン修理
■パソコン
■出産お祝い×2件
■雨どい修理
特別費というものは、毎月あるわけではない出費のことを指します。例えば、特別費という費目を設定していない人は、結婚式に出席したら「今月はちょっと交際費が多かったな」という集計になり、気が付かないうちに支出がふくらみます。月の始めに、よく考えて費目ごとの予算を立てても、特別費が多ければ、黒字は達成できず、家計は赤字に転落するということもよくあることです。「毎月はあるはずがない」と思っていても一回の支出が高くつくことが多いものです。
そこで、家計簿には「特別費」という費目を作るか、今までの費目を使うなら、予算を立てる時には「予備費」を用意します。
収支がトントンの家計は、特別費の存在を忘れています。毎月ある訳ではない、と思っていても、家族の誕生日、母の日、父の日、その他イベントでの臨時支出など、なにがしかの特別費が必要です。この中には、誕生日など、最初からわかっているものと、お祝い金や修理費用、家電の買い換え費用など、予測できないものがあります。
予測できるもの+α(予測できないもの)の予算を「予備費」「特別費」で取っておかないと毎月赤字へ転落します。
毎月コツコツ準備をして
去年の家計簿がある人は、年間どれくらいの特別費がありましたか?何年に一度の、マイカーや大型家電の買い換え、入学金、家の修理代を除いて、交際費やレジャー費などから「特別費」を探し計算してみましょう。家計簿がない人は、今後家族のお誕生日など予測できる「特別費」を計算します。残りの月数で割ると、1か月あたりの「予測できる特別費」が出ます。それに、予測できない冠婚葬祭や小さな家電の買い換え、レジャー費、などの予算を作ります。
■別貯金、袋分けで準備
特別費を、毎月決めたら毎月の手取りから「特別費」を先に取ります。生活費の口座から貯める専用口座に移す、もしくは「特別費」として袋に入れ、手元に置きます。月末に残った分は口座に戻します。
■家計簿で準備
「特別費」を口座から下ろさず、手取り-「特別費」=残ったお金を、いつものように家計簿で管理します。ちゃんと先取り貯金ができていて、家計簿を毎週見直せる人向きです。
特別費を一気に準備する方法とは
年間の「特別費」を、ボーナスで貯めます。生活費口座に置いておくと、お金は色分けができませんから、使ってしまいがち。別の口座に移しておきましょう。コツコツ準備と併用すると、毎月の負担が減るので準備しやすくなります。いかがでしたか?費目に設定していないし、「毎月あることじゃないから」と、つい忘れがちな「特別費」。きちんと把握して準備できれば、赤字家計から脱出できます。頑張って!
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