外貨預金・外貨MMF/外貨投資の魅力とリスク

外貨投資の始めどきを考える2つのテクニック(2ページ目)

数年前には、1ドル100円台だったドル円相場。しかし、世界経済の低迷などから円が買われ、2010年11月1日にはドル円相場は1ドル80円24銭の円高ドル安をつけるなど、一時は15年ぶりの円高ドル安水準となりました。記録的な円高水準に、外貨投資が気になっている人も多いことでしょう。ここでは、外貨投資の始めどきを考える2つのテクニックを紹介します。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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テクニック1:チャートを利用する

外国為替証拠金取引が普及して以降、外貨投資に欠かせない投資ツールの一つとして定着したのがチャートと言えるでしょう。とは言え、チャートの図を見ただけで、お手上げなどと抵抗感を感じる人も多いかもしれません。

チャートを駆使して取引をしようと思えば、いろいろな知識が必要かもしれません。しかし、これから投資を始めるという場合には、チャートを見る時に小難しく考える必要はありません。

まずは、為替の動向、つまりトレンドがどうなのかを確認することから始めるとよいでしょう。もし為替の動向が変化するタイミングなのか迷う時もあるでしょう。そんな場合には、無理に取引をする必要はなく、変化するのかしないのかを確認してから取引すればよいでしょう。

テクニック2:金利動向を確認する

外貨投資で儲ける方法としては、テクニック1で解説した為替差益で儲ける方法の他に、外国通貨の金利で儲ける方法もあります。日本の金利水準は低金利の状態が長く続いていますので、外貨預金などで高金利通貨の金利状況を見て魅力的に感じる人も多いことでしょう。

この金利ですが、できればどのように推移しているのかを確認するのがコツです。と言うのも、金利水準が高くなっている時は、景気がよい証とも言えるからです。もちろん、過熱している場合もありますので、そうした場合かを判断するためにも推移を見た方がよいでしょう。

ですから、投資を考えている通貨の金利動向は、最低限見ておいた方がよいでしょう。ちなみに、外貨商品の金利動向の推移に代わって、各国の政策金利の推移を参考にするとよいでしょう。
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