米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」が報じた世界一のダメ通貨、いったいどんな通貨なのでしょう?ダメ通貨の特徴は?外貨投資に活かすには?そんな疑問を検証しちゃいます!

マイナー通貨が熱い!?

メジャーからマイナーまでたくさんの通貨がある!
近ごろ個人投資家の間で、米ドルやユーロなどのメジャーな通貨とともに、これまであまり知られていなかったマイナーな通貨にも関心が広がっています。金利が高い、今後の成長が期待できる、固有の為替政策が取られているなど、メジャーな通貨とは異なる特徴にチャンスを感じる人も少なくありません。

そんな流れを受けて、金融機関やFX業者の取り扱う通貨の種類も商品も増加傾向に。ただ、選択肢が増えると、その分善し悪しを見極めるための労力も増えてしまいそうです。

5つのワーストカレンシー

そこで今回は、アメリカの外交誌『フォーリン・ポリシー(電子版)』の記事「The List: The World’s Worst Currencies」をご紹介します。ここから、ダメな通貨の特徴や共通点を検証してみましょう。

「非常に不安定な通貨」として挙げられているのは、ソマリアのソマリア・シリング、イラクのディナール、北朝鮮の北朝鮮ウォン、ベネズエラのボリバル、ジンバブエのジンバブエドルの5つ。なかでも地理的にいちばん日本に近いのが北朝鮮ですが、多くのモノに公定価格とブラックマーケットの実勢価格という2つの価格が存在し、為替レートも公式のものが「1ドル=141北朝鮮ウォン」なのに対し、ブラックマーケットでは「1ドル=2,500北朝鮮ウォン」で取引されている、と伝えられています。

日本から遠く離れたアフリカのソマリアや中東のイラクでは、戦争や紛争の影響で物価が上昇し、経済的に苦しい状況が続いています。ソマリアでは偽造通貨が出回るなど、そもそも自国の通貨よりも米ドルなど外国の通貨の方が日常的に利用されているという状態。

また、南アメリカのベネズエラやアフリカのジンバブエでは、政治不安の影響でインフレや通貨の下落が進み、公式な為替レートがベネズエラでは「1ドル=2,150ボリバル」、ジンバブエでは「1ドル=250ジンバブエドル」程度なのに対し、非公式にはそれぞれ公式なレートの2倍から3倍ほどで取引されているとされています。

ダメ通貨の特徴は?

遠く離れた国が似たような事情を抱えていることもある。
そもそも紙幣や硬貨は、国や地域による裏づけがなければ、ただの紙切れや鉄くずと大差ありません。なによりもまず、国の健康状態が良好なことが、お金が正常に機能するために必要な条件なのです。

戦争に明け暮れていたり、ひっきりなしに政権交代が起ったり、圧政が行われたり、偽札やブラックマーケットを取り締まる規制や公正な価格付けが行われるためのしくみがなかったりと、ダメ通貨を抱える国にみられる特徴はさまざま。でも、お金が機能するために必要な基盤が不安定になっているという点は共通しているようです。

通貨を選ぶときに役立つポイントって?次ページへ続きます!