約9割の世帯が加入している生命保険。非常に高い普及率ですが、どうして生命保険は必要なのでしょうか? 保険に入っている方も、まだ入っていない方も再確認しておきましょう。

夢や目標を断念しないために

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万が一のことがあっても生命保険があれば安心!
皆さんには、それぞれライフプランや目標、夢があるでしょう。

近い将来、結婚を考えている方もいらっしゃると思います。愛する人や守るべき家族が増えれば、自然と自分たちのお城が欲しい、子どもに十分な教育を受けさせたい、老後は海外でのんびり暮らしたいなどの、いろいろな夢を描くことでしょう。

しかし、夢の値段も安くはありませんね。家を購入するためには、頭金だけで1000万円近く、もしくはそれ以上のお金の準備が必要ですし、その後、何十年とローンの返済もあります。また、子ども一人を育てるには、公立高校・国立大学に進学した場合でも2985万円かかると言われていて(AIUの現代子育て経済考2005)、みんな夢のために一生懸命働いて貯蓄をしています。そして、夢を実現するためだからこそ、がんばれているのです。

しかし突然、病気やケガで長期入院をしたり、また、家族が亡くなるようなことになれば、そのリスクによる経済的な負担を負うために、一瞬にして目標や夢を断念せざるを得ないことがあります。貯めていたお金は、医療費やその後の生活費にまわされることになるからです。

生命保険は、このような万が一のことがあった後も、家族や自分が安定した生活が送れるよう、そして目標や夢が実現できるよう、保障してくれるものなのです。

入院したときの自己負担費用は26万3000円

それでは、実際に入院した場合、一体どのくらいの医療費がかかるのでしょう? 生命保険文化センター 「生活保障に関する調査」によると、入院したときの自己負担費用の平均は、26万3000円になっています。また、1日あたりの自己負担費用は、なんと平均1万4000円もかかっています。このほかに、差額ベッド代や食事代の一部負担金、入院時の身の回り品の購入、家族の交通費などの費用もかかり、予想以上の出費になります。また、最先端医療を受ければ、公的医療保険の適用は受けられず、全額自己負担になりますし、入院が長期間になれば、医療費が非常に高額になるおそれがあります。入院は、貯蓄を崩す大きなリスクなのです。

このような予期せぬ出来事での経済的負担に備えるために私たちは生命保険に入るのです。いつ起きるとも分からないけれど、いったん起きてしまえば、まとまったお金が必要になるような場合に備えておくのが生命保険です。

お金に余裕がない人ほど保険に入っておいた方がベター

時々、月々の保険料を支払えるほど生活費に余裕がないと言って、保険に入らない方がいらっしゃいます。しかし、そんな方こそ、生命保険に入って欲しいのです。まず、お金が十分にある方は保険に入る必要はありません。何億もの財産を持っている方が亡くなったとしても、残された家族には財産が残ります。病気やケガで多額の医療費がかかったとしても、自分で支払えるでしょう。保険は経済的リスクに備えるものですから、万が一のときに、何ら経済的に困らない方は保険に加入する必要がないのです。

一方、貯蓄がない方はどうでしょうか? 例えば、一家の大黒柱が亡くなった場合、残された家族には何千万円もの生活資金が必要になります。そこまで大きな貯蓄をするには何年もかかりますが、その点、保険に加入して保障が開始していれば、たとえまだ1回しか保険料を納めていなくても、2000万円、3000万円といった大きな保障を手にすることができるのです。少ない負担で必要な保障を直ちに準備できるのが保険のメリットであり、貯蓄のない方ほど生命保険の利用価値は大きいのです。

「亡くなったり、病気やケガをして、経済的に困る人がいる」場合に、その方のために保険をかけるのが、生命保険を考えるときの基本になります。あなたに何かあった場合、どなたか困る方はいらっしゃいますか?自分?家族?頭の中に誰かの姿が浮かんだ方は、ぜひ保険に入ることを検討してみてください。

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