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保障のベースとして考えやすそうな定期保険付終身保険 新商品かんぽの定期付き終身保険(4ページ目)

かんぽから終身保険の新しいタイプが発売されました。以前、民間生保が販売していた定期保険を組み込んだ商品で、特約につく還付金をどう考えるか?がポイント。貯蓄性を求めるなら選択肢の1つです。

執筆者:陣内 恭子

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2倍型と5倍型

事例の保険料は30歳ですが、20代であれば、払込期間が長くなるためもっと割安です。
他に民間生保の定期保険、共済で積み増しして必要保障額を満たすプランも良いでしょう。

今回試算で提示しました保険料は5倍型。
終身保険が200万円なら保障が5倍で1000万円。
定期部分が800万円組み込まれています。

保険料が出せて、貯蓄性を高めたいならば2倍型です。
終身保険が500万円なら保障が2倍の1000万円。
定期部分が500万円組み込まれている形で、こちらの方は保険料も高くなります。

なお、2つのタイプは払込済みの年齢が違っています。
2倍型は60歳・65歳・70歳
5倍型は60歳・65歳 です。

この保険のプランニングのポイントは特約にある還付金にあります。

払込み満了後終身部分のみに保障が下がっても、死亡時の還付金が大きいのです。

事例1【ながいきくん(ばらんす型 5倍】)
<60歳払込済5倍型終身保険>
死亡保険金1000万円 払込満了後200万円のケース
…60歳で200万円に保障が下がっても特約の還付金が714万円で合計900万円程度。

事例2【ながいきくん(ばらんす型 5倍)】
<65歳払込済5倍型終身保険>
死亡保険金500万円 払込満了後100万円のケース
…65歳で100万円に保障が下がっても特約の還付金が350万円で合計450万円程度。


民間生保でも同じような保障は作れます。
そこに、同じような貯蓄性を求めることができるか、次回試算をご紹介しましょう。


保険料は少しでも安く

かんぽの保険料は月払いが基本。口座で自動振替の場合には1.5%割り引かれます。
2004年3月末までは、1年分(12ヶ月分)前納だと11.65ヶ月、5年分(60か月分)前納だと58.08ヶ月の計算で少々割り引きになります。
2004年4月以降は割り引き率が改定されるかもしれません。

大きな割り引きはないのですが、余裕資金ができた時、払込を満了させておこうと思えば前納する手もあります。

保険料の負担感も大切に商品選択をする必要があるのは、どの保険会社の商品でも一緒です。



<関連サイト>

保険料シミュレーションができるようになりました
「ながいきくん ばらんす型」
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