いただきましたメールには、現状の募集体制(CM、募集人の姿勢)や生活者の理解度などいくつかの問題点が見えてきます。
1.傷害保険は病気には対応していない…高齢者へのCM等での説明は適切か?
各社から販売されている傷害保険や
全労災シニア傷害タイプ、
全労災のシニア総合タイプの70歳以上など、 病気入院には対応していないことを知らないケースが多いのも事実です。
商品に問題があるのではありません。専門用語が理解できる者であれば、間違わないでしょう。
問題は、生命保険と傷害保険の商品の違いを知らないことにあります。若い世代でもわからない方は多いのではないでしょうか。
では、企業サイドに問題はないのでしょうか?
一瞬にして流れるテレビコマーシャルや、新聞で1面展開される宣伝、パンフレットは、解りやすくを考慮されているのでしょうが、「傷害保険は、(法定伝染病等約款で指定しているごく一部の病気を除いて)原則として病気を補償範囲としない」ことを明確に表現しない限り、まだ、正しい認識で商品の理解はしてもらえない現状だろうと思います。
2.1社からでもたくさんの医療保険販売、加入者は理解できていない
いろいろなバリエーションの医療保険がでています。新たに開発され、商品数が膨らんでいくものと、販売チャネルによって扱える商品が違うために、企画数が非常に多くなっている状況もあります。
1件、医療保険記事で出した保険料へ、問い合わせがありました。
医療保険比較10 30歳男性版
この中で30歳男性の医療保険の比較をしていたのですが、代理店に試算してもらったものですから、ご自身が調べておられる通販商品と保険料が違っているのです。
なぜでしょうか?というのは、当然の疑問でしょう。
加入サイドからは非常に紛らわしく、また、直販の営業員サイドの本音でも、通販商品の説明で呼び出されるなど、不満な部分が相当ある状況のようです。
これらの解消は、販売サイドへ求めていくしかありません。現状を知っておきましょう。
3.高齢になって加入を考える際、考慮したいこと…高齢になって、高い保険料負担をしないために
不安解消の為に保険を持つというのも悪くはありません。お守りも効果はあると思いますし、役にたつケースもあるでしょう。
ただ、年金生活になって、年金の中から払い続ける保険料の重みは、収入を稼ぐことができる年代の者とは違っているでしょう。
公的年金額が多い世代と、我々が年金世代になる時期の年金額は違ってくるでしょうから、それらも含めて医療保険などの準備は若い世代から計画的でありたいものです。
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